どこまでも続く暗黒時代・・・・

 昨日の深夜1時過ぎ、北九州で震度2の地震が。ネットに繋いだままウトウトしていた私、思わず飛び起きてしまいました。震源は島根県だったとか。地震のニュースはそれから約1時間ほどテレビをつけっぱなしにしてチェック、一方でPCの画面=Yahooのトップページに目をやると、地震速報と同時に信じられないような見出しが目に飛び込んできました。「ハリル監督解任へ」。地震と同じくらいの衝撃を感じました。

 いや、ワールドカップイヤー、しかも開幕まであと2か月、こんなタイミングでの監督交代って、正気の沙汰じゃないだろう。もちろん、この監督の戦術が日本人選手に浸透していなくって、未だにチームが未完成、未成熟なのは事実。だけど、そのことを理由に「監督を代える」のは、開幕1年前でも「遅すぎる」くらい。まあ、どんなに短くても半年前でしょう。選手選考、戦術を決める、チームを作るには2,3年かかる。それを1年や半年で成し遂げるのも難しいのに「2か月前」に交代させるなんて正気の沙汰じゃない。私自身も「変えて欲しい」とは思っていたけど、この時期に交代させるのはどうなのか・・・。

 また今日になって後任が発表されたけど、サッカー協会の技術委員長の西野とか。いや、緊急事態だから最早日本人しかいないのは分かるけど、なんで「協会の幹部」がヌケヌケとしゃしゃり出て来るのか? 会長の会見も「監督が悪い」という論調だけど、またしても「責任をすべて監督に押し付ける」いつものやり方。この監督を探して任命したのは協会でしょう? 協会に責任はないの? 会長以下幹部全員辞任はしないの?それどころか、その「協会の幹部」である西野が後任って、これまた正気の沙汰じゃない。確かに監督もよくないけど、一番悪いのは、4年前のワールドカップで惨敗し、「自分たちのサッカー」とかいう幻想を打ち砕かれたにもかかわらず、何の総括も反省も分析もないまま、何もしなかった、誰も責任をとらなかった協会にあるのではないのか? そうしなかったツケが、今回のゴタゴタの最大の原因じゃないのか?

 会長は「日本のパスサッカー」云々会見で言ってたらしいけど、それってまさか「自分たちのサッカー」に戻るってこと? 緩く細かく、精度の低いパスをノロノロ回す躍動感のないウスノロ・サッカー、あんなの二度と見たくないんだけど・・・。西野監督アトランタ五輪の時の「マイアミの奇跡」や2000年代のガンバ大阪の全盛期とか功績もある反面、近年は大型補強しながら成績不振で途中解任の神戸、まさかのJ2降格の名古屋とか、むしろ「微妙な監督」のイメージしかない。しかも現役協会幹部だから、スポンサーに媚を売って「自分たちの」なメンバーを招集すること間違いなし。いや、この4年間は一体何だったの? 前回の惨敗から何も学ばなかったの? もう、目の前が真っ暗になりそうです。

 協会もそうだし、ファンの中にも「あの監督のままじゃダメ、監督交代はよかった」という人もいるみたいだけど、このタイミングでの交代は混乱しか招かないし、「自分たちの」に戻ってしまうのなら「退化」以外の何物でもない。もう、ますますもって「もう日本代表なんてどうでもよい」「ワールドカップは『世界のサッカーを見る大会』として楽しめばそれでいいや」という想いを強くしました。

 しかし世界でも類を見ない形での解任。ただですらアジアの弱小国の代表監督なんてやりたがる人なんて少ないのに、今後外国人監督にオファーを出しても、「ああ、あの弱いくせにすぐ監督解任する国ね」という目で見られて、断られまくること間違いなし。もう、これからは代表監督は絶対日本人監督以外なり手もいないでしょう。ワールドカップ前だというのに、すっかり気持ちが冷めてしまいました。4年前に日本サッカーに「絶望」して「しばらく距離を置く」とした私だけど、何も好転しないまま次の大会を迎えるとは。夢にも思っていませんでした。

[PR]

# by stakec68 | 2018-04-10 01:21 | スポーツ・ネタ

ワールドカップ・イヤーだというのに…「暗黒時代」は終わらない

 2010年サッカーの南アフリカ・ワールドカップ前にこんなもの(こちら)を書きました。あの頃、ワールドカップ直前になって日本代表が低迷、世間一般でもバッシングが続き、私も怒りにまかせて低迷を嘆いたもの。でも本大会になって奇跡的にチームが大きく変わって、ベスト16という大躍進を遂げたものでした。あれから8年後、今回もまたその「ワールドカップ開幕直前」を迎えているわけですが…。

 正直2014年のワールドカップで「自分たちの」云々主張して、しょうもないサッカーをして惨敗して以降、すっかり日本のサッカーに絶望して「日本サッカー離れ」してしまった私。惨敗したのに総括も、反省も、その後の立て直しのビジョンも危機感もない選手、協会、ファン、マスコミ、スポンサー、まさに暗黒時代(こちら)。私は当初、そのあまりの酷さに「サッカーは好きだけど、しばらく距離を置く」くらいの気持ちでいました。そのうち反省、立て直しするだろうから、そうなったら「戻ろう」と。でも結局、あれから何の変化もないまま迎えてしまったワールドカップ・イヤー。一時期は「アジア予選敗退した方がいい薬」とすら思っていました。

 先日、マリとの親善試合が私の休みの日に行われていたので、例によって期待せず「どれ、どの程度やれるのか?」観戦しました。本当にひとかけらも期待しない中での観戦だったのに、その私の予想をはるかに下回る酷い試合。アフリカ予選全敗でワールドカップ出場を逃した国の、それもベストメンバーではない若い世代中心のメンバー相手に1-1引き分け。それも「やっとのことで追いついた」引き分け。試合内容も退屈で躍動感の全くない酷い内容。あまりの退屈さ低調さに居眠り、同時に呆れ果ててしまいました。これ、ワールドカップ直前の大事な「前哨戦」じゃないんですか? とても「直前」とは思えないほどチームとしてのまとまりも戦術もなく、代表レベルとは思えないようなひどい選手(宇賀神、小林等、なんで呼んだん?)もいる。さらに数日後、出勤した日なので後半の途中からしか見ることが出来なかったけど、やはりヨーロッパ予選で敗退したウクライナ相手に惨敗。いや、あまりにも醜い・・・。

 8年前の「ワールドカップ・イヤーだというのに」を書いた時よりももっと醜い。あの頃は一応、チームは出来上がっていたし、まだ選手選考直前だったとはいえ、チームにフィットしない選手とか、代表レベルにない選手なんていなかった。でも今回は単にチームのレベルが低いとか、覇気がないとか、そんなレベルではなく、チームの戦術も何も出来上がっていない未完成な印象。とてもワールドカップ直前とは思えない。普段はどんな低調な試合でも威勢がよく、絶叫しまくっている解説の松木すら、苦言だらけ。8年前は「これでワールドカップ、本当に大丈夫?」と心配で「ワールドカップ・イヤーだというのに」を書いたけど、今回は「4年間一体、何してたんだ?」と呆れてしまって、最早怒りすら感じないレベル。もう辞退すれば? 

 8年は目は本大会で「奇跡」が起こったけど、今回はそれすら期待できません。3連敗で当たり前、いっそ「全試合ボロ負け」の3連敗でもした方が、「一からの出直し」も出来るんじゃないでしょうか。まあ、すべては4年前の惨敗の後、総括も反省もないままだったことのツケ。今年のワールドカップは日本代表ではなく、「世界最高峰のサッカー」を見る大会として楽しみたいと思います。

[PR]

# by stakec68 | 2018-03-31 01:00 | スポーツ・ネタ

本当に知りたい、見たいものを伝えてくれない・・・

 カテゴリーは「社会」にしたけど、「テレビ、芸能」でもよいのか? いや出てくる話題は「スポーツ・ネタ」なんだけど・・・。

 平昌冬季五輪終了後も女子スピードスケート陣の快進撃が続いて、高木美帆が世界オールラウンド選手権で日本人初優勝の快挙。さらにその次の週にはワールドカップ最終戦が行われて、同じく高木美帆がこれまた日本人初の個人総合優勝を決めた他、パシュートの日本チームが優勝してシーズン4戦4勝。スキー複合のワールドカップでも渡部暁斗が荻原健司以来の日本人総合優勝を決める…。だけどいずれも地上波はおろか、BSでもCSでも中継なし。どれも実はオリンピックのメダルよりも価値がある(と個人的には思います)偉業なのに。私は「ネットのニュースで知る→動画サイトで後日見る」という方法でしか、この「偉業」「歴史的な出来事」に触れることが出来ませんでした。またオリンピック直後なのでこれでもマシな部類なのかもしれないけど、そのことを伝える記事、報道も驚くほど少ない。

 またバドミントンの国際大会としては最も伝統のある大会、全英オープンでも日本人選手が躍進。女子シングルスの山口茜が準優勝、女子ダブルスの福島&廣田が準優勝。まあ、近年の成績を考えれば、女子勢の活躍は順当かもしれないし、優勝できなかったのは残念だったから、あまり騒がれなかったのは仕方ないのか。だけど日本の「苦手種目」だったはずの混合ダブルスで渡辺&東野がまさかの優勝。この大会はケーブルテレビで視聴可能なCS局で私は見ることが出来たけど、1ゲームとられた後の大逆転、大接戦の末の劇的な優勝でした。まあ、私は今も述べたとおり、CS局で見ることが出来たので「大ニュース」として捉えることができたけど、このことを大々的に報道したメディアは皆無に近いのが驚きでした。実際、うちがとっている新聞でも、写真もない小さな記事しか載ってませんでした。

 もちろん今述べた競技って、どれも世間一般的にはマイナー競技なのかもしれません。だから派手で大きな記事が出ないのは仕方ないのかもしれません。だけど、その代わりに大きく報道されているのは、相変わらずの相撲界のゴタゴタ、女子レスリング界のゴタゴタ、さらには政治と関係のない国会のゴタゴタ。相撲の結果や内容、レスリングの試合の結果、国会で討議された政策の議題、それが大々的に伝えられるのなら「仕方ない」と思えるけど、これでは納得いかない。さらには同じくマイナー競技のカーリングの話題でも大騒ぎだけど、話題になっているのは試合結果でも、勝因の分析でも、専門家による戦術や技術の分析ではなく、「モグ●グ」だの「そ●ねー」だの、競技と直接関係のない低レベルで幼稚な報道ばかり。私はカーリングには興味はないけど、純粋にカーリングが好きな人はそれで満足なのか?今のメディアって、テレビも新聞もネットのニュースも、すべて「ゴシップ=ワイドショー」波に低レベルなことしか伝えてくれないのがもどかしい。

 「いや、こういう分かりやすいネタにしか見てる人が食いつかないから仕方ない」というかもしれない。でも私には実は逆で「伝える側がレベルの低い話しか伝えないから、受け手である世間一般もそういう話しか理解できない人だらけになってしまったんだ」としか思えません。私はそんなゴシップなんてどうでもいい。知りたいのは「世の中で何が起こっているのか?」という事実だけ。スポーツに関しても「選手の面白エピソード」「協会内のイザコザ」なんて必要ないので、純粋に競技そのものが見たい。メディアが伝えるべきことって、ゴシップじゃなく「出来事と結果」じゃないんでしょうか? ワイドショーや週刊誌のような「ゴシップ・ネタ専門のメディア」ならともかく、普通の新聞やニュース、最近ではネットのニュースですらワイドショーや週刊誌と大差ない。非常に違和感を感じます。

 そう、私がこの10日間ほどの出来事で、最も興味があった出来事は、最初に書いたスピードスケートとバドミントンの結果だったんだけど、そのことを詳しく知りたいにもかかわらず、テレビ中継もほぼなく、報じてくれているメディアも少なかった。その記事や動画をネットで探したけど、その偉業のわりに少なかった、そのことに驚かされた次第です。今の時代「知りたかったら調べて探すしかない」時代ということか・・・・。


[PR]

# by stakec68 | 2018-03-24 00:38 | 社会

待望のおれんじ鉄道5回目の日帰り放浪

 先日から書いている通り、なぜか私が2連休の日は大雨とか、大雪とか大荒れの天気ばかり。おかげで「2連休があれば日帰り放浪でもして気分転換したい」気持ちとは裏腹に、ここ4か月ずっと全く出かけることも出来ず。さすがにイライラが溜まってきたので「もう2連休じゃなくっても、次の休みの日に天気がよければ日帰り放浪を強行しよう」と誓った私。というわけで昨日、ようやく待望の「日帰り放浪」してきました。行先は迷わず「おれんじ鉄道5回目の訪問」。2010年の鹿児島泊りがけ放浪の際に通り過ぎて以降(こちら)、「元鹿児島本線の一部なのに第三セクターで寂れてしまった」ことにショックを受けた反面、海岸線ギリギリを走行する車窓の美しさにすっかり魅了されて、何度も日帰り放浪で訪れた場所。実は2016年の大型連休の際にも日帰り放浪を予定していたけど、まさかの震災で放浪断念した場所。日帰り放浪自体も「待望」だったけど、この場所を訪れることもまた「待望」、本当に待ち続けてやっと実現した日帰り放浪でした。
 
 従来のこの場所を訪れる際は阿久根、水俣、出水などの比較的大きな町や日奈久のような観光地で下車してきたけど、2016年に計画した時から「今度は海岸線ギリギリのどこか小さな駅で下車して、海岸近くでゆっくりしたい」と思っていました。熊本県の八代市から芦北町の間の田浦という名のついた駅が3つほど並んだ地域か、または鹿児島県の阿久根市から川内市の間の4つほどの駅のどこかか、どちらにしようか悩んだ末、今回は後者の4つの駅のどこかの駅にしようと決める。薩摩高城、西方、牛ノ浜、この3つの駅に目をつけたけど、あまりにも「秘境」過ぎる駅で降りるのも心細い。海水浴場あり、岩場あり、そして国道3号線で交通量もあって民家も多い西方駅に行先を決めた。とはいえ、最早在来線の特急も激減した今では、日帰りで在来線のみを使って往復するのはかなり難しい。本当は嫌いだけど、行きか帰りの片方だけ九州新幹線を使おう。当初は「帰り」のみ新幹線を使う予定だったけど、天気予報を見ると「夕方以降雨」らしいので、「早めに現地に着いて散策を済ませた方が安心」と思い、「行き」のみ新幹線を使うことにした。

 まずは小倉駅まで出て鹿児島中央行き新幹線に乗車する。しかし早いのはいいけど、トンネルだらけで車窓に面白みがない、駅はどこも近未来の建造物みたいで個性がないし味気ない・・・、うーん、これだから本当は新幹線で「放浪」するのは好きじゃないんだけど…。でもまあ、おかげで11時前には川内駅に着いた。まだ昼前、全く天気が壊れそうな気配もないし、時間もたっぷりある。

 というわけで軽く駅の周辺を散策した後、早速おれんじ鉄道の乗り場へ。平日の昼前ということもあり、いつも以上に空いている。でものどかな雰囲気は変わらず、そして車窓は相変わらずよい。12時前には目的地、西方駅に着いた。しかし海水浴シーズンでもない平日の昼前という微妙な時間なこともあり、下車したのは私一人。運転手が降りようとする私を見て「えっ? 降りる人がいるのか」とでも言わんばかりにビックリして立ち上がったのが笑えました。

 小さな小屋だけの駅を出ると目の前は国道3号線、車がビュンビュン走ってる。でも道路沿いには普通に民家もあるし、会社や店舗もあるので全然秘境じゃないし、心細い感じもない。その3号線沿いを10分程度歩くと、海水浴場に着く。なんか「夕日のきれいなスポット」とか紹介された看板も。とはいえシーズンじゃないし、平日の昼間なので人気はあまりない。

b0115812_00252365.jpg
b0115812_00245966.jpg
b0115812_00251127.jpg
b0115812_01004679.jpg
相変わらず携帯で撮影すると味気ない写真になるけど、「どこまでも続く広い海」「キレイな砂浜」「そびえ立つ岩」、何となくサスペンス・ドラマのエンディングにでも出て来そうな美しい景色でした。時々車やバイクで人がやってきては、砂浜に降りたり、座ってくつろいだりしてる。私は海岸線を歩いたり座って休んだりしながら約40分程度そこでくつろいでいました。そうそう、私が見たかった景色はこれだったんだよ・・・。 

 相変わらずおれんじ鉄道は1時間1本の運行。下車して1時間後の上り列車が来るので駅に引き返す。上りと下りの列車が同時に到着するのに、相変わらず駅には私一人。時間は12時過ぎ、どこか昼食がとれそうな少し大きめの駅まで移動しよう。というわけで次の下車駅は新幹線とも接続している出水と決めた。上り列車で約45分、出水駅に着いたので下車した。 

 ここは2013年の暮れに一度日帰り放浪の際に訪れている場所(こちら)。でもあの時は時間がなかった上、天気も悪くてゆっくりできなかったもの。まずは昼食でも、新幹線も乗り入れている駅だから、そこそこ立派な食事のとれる店でもあるだろうと思いきや、なんだか昔の大衆食堂のような店が一軒あるだけ。うーん、思ってたのと違う。仕方なく売店でパン2つ買って我慢。今回は新幹線使った関係で出費も多いから、まあよかろう。腹ごしらえした後、2013年に歩いたのと同じ道を歩いてみる。相変わらず空洞化して寂れてしまった駅周辺、特にあの時真っ先に目についた「駅前でひときわ目立つ瓦屋根の立派な酒屋」が取り壊されていたのが寂しかった。一方で前回は雨に見舞われてゆっくり散策できなかった米ノ津川周辺をゆっくり散策できたのは収穫でした。 

 約2時間出水で過ごした後、3時半前の上り列車に乗車。予報通り少しずつ曇り空になってきた。でもあとは「ひたすら各駅停車と快速を乗り継いで北上して帰る」だけ。出水から北上して熊本県に入り、水俣、佐敷(芦北町)などを通り過ぎるとだんだん乗客も多くなる。初訪問時は「援助してください」なんてチラシが駅に置いてあって、経営が苦しくて仕方ない様子だったけど、私が初訪問時にここに書いた「この美しい海岸の眺めを売りにすればいいのに」を実現して、多少はよくなってるのかな? 最近ではJR九州のななつ星までもがこの景色を見せたいがために乗り入れてきているらしいし。芦北町→八代の間の海岸線も相変わらず美しい。次に訪問する時には、このあたりで下車して散策したいなあ。 

 やがて終点の八代へ。「絶対また来る」そう思いつつ、JR乗り場へ。時間は夕方5時過ぎ、そこからひたすら鹿児島本線の各駅停車と快速を乗り継いで地元へ帰って来た。自宅最寄駅に着いたのは夜10時前、いややっぱり特急がないと遠いなあ。しかも明後日17日からJR九州の「ダイヤ改悪」によって、大動脈のはずの鹿児島本線の列車の本数も減らされてしまうし、ますます在来線を使った「放浪」が難しくなりそうだし。しかもこれまで重宝してきた「荒尾発門司港行き」の長距離の各駅や快速がなくなるのは痛い。今回だって荒尾→最寄駅間の約2時間半、乗り換えなしで安心して帰宅できたのに。 

 最寄駅に着くと予報通りの雨。「行きは急いで新幹線、帰りはゆっくり」の「作戦」は的中しました。しかしこんなにゆっくりと遠方まで「日帰り放浪」できたのはいつ以来だろう。疲れたけど、なんだか久しぶりにゆったりと気分転換が出来たようです。
[PR]

# by stakec68 | 2018-03-17 00:58 | 旅、放浪

なぜか疑わしい「破壊者候補登場」「日本記録更新」

 3月の男子のびわ湖毎日と女子の名古屋ウイメンズで今季の国内マラソンが終了。今期は東京五輪選考レース=MGC出場権をかけた争いがあったこともあって、多少は盛り上がりました。男子では福岡で実業団を辞めて海外のクラブ・チームに籍を置く型破りな大迫傑が出現、東京では低迷が続いて「最早破られることはないのでは?」と思っていた高岡の日本記録を設楽悠太が16年ぶり更新した他、6分台、7分台で多くの選手が自己記録更新。女子ではトラックでの実績はあるものの、初マラソンで未知数だった松田瑞生が大阪で、関根花観が名古屋でいきなり好記録。結果だけ見ると「日本のマラソンは男女とも復活の兆し」と言えるのかもしれません。数年前の私なら、こんな結果を目の当りにしたら「やっと復活しそう」とか「ようやく『破壊者』候補が出てきた」と興奮気味にここに何か書いたかもしれません。ちなみにレースは日曜日ばかりだったので、今書いた大会はすべて「録画予約→結果をシャットアウトして帰宅→帰宅後に視聴」しました。だけどなぜか私はすべて冷めた目で見ていました。というのも・・・・。

 まず男子の東京マラソン、コース変更で異常なほどアップダウンがないコース。しかも例によって途中までペースメイカーがしっかりペースを作ってくれる。こんな大会で「日本記録更新」「6分台、7分台乱立」されても「まあ、タイムは良かったね」としか思えない。もちろん「速い=タイムがよい」ことも「強い選手」の条件かもしれないけど、ただ「速いだけ」では勝てないのもマラソンのはず。実際「ベストタイムは良いが勝てない」選手って、従来もいっぱいいたし。

 また女子の大阪、名古屋の「トラックから転向の初マラソン」組のいきなりの好記録も、なぜか手放しで喜べない。理由は大阪の直後にも書いたけど、この数年「初マラソンだけ好記録→以降低迷」する選手を多く見てきたので「1回だけでは信用できん」と思ってしまいます。実際ここ10年程、何度裏切られてきたことか…。

 所詮は「前半はペースメイカーに守られた」環境の中での好タイム。それだけで「ああ、強いんだ」とはとても思えません。実際、ペースメイカーのいない世界陸上やオリンピックでは、選考会で好記録を出して代表に選ばれたはずの日本人選手がことごとく20キロ過ぎで先頭集団から姿を消しているではないですか。今の時代、男女とも主にアフリカ勢が序盤から急激な「ペースの上げ下げ」を行ってライバルの「ふるい落とし」を行うのが常識。「スタートからずっとイーブンペースを刻み続ける」ペースメイカーのいるレースとはあまりにも環境が違いすぎる。つまりパーソナル・ベストタイムでは測れない「強さ」がないと勝ち目がない。いくら「日本記録が出た」「久々に6分台、7分台が多く出た」とか、「初マラソンの選手がいきなり好記録を出した」とか言われても「ああ、確かにタイムは出たけど、本当に『強い』の?」「急激なペースのアップダウンに耐えられるの?」「自分でレースを作ったり、勝負を仕掛けたりできるの?」と疑わざるを得ません。実際、有力外国人のいなかった大阪国際女子以外の今回見たどのレースもそうだけど、「終盤の海外選手の急激なスパート」について行けた選手って、ほとんどお目にかかれなかったと思うんだけど…。もちろん、以前だったら「日本人トップ狙い」ばかりでスパートをかけられても着いて行こうともしなかったけど、ここ数年は「着いて行こうとする」姿勢を見せてくれる選手が出てくるようになったのは進歩でしょうけど。

 30キロ過ぎの急坂でスパートをかけたゴメスにしつこく食らいつき、逆にゴメスが力尽きた隙をついて短距離走者のような急激なスパートで振り切って優勝した1983年東京の瀬古、雨の中スタートから猛然と独走してそのままゴールまで駆け抜けた1986年の中山、灼熱のバンコクで世界記録をも上回るハイペースで独走して逃げ切った1998年アジア大会の高橋尚子、アップダウンがキツいコースで全員がけん制し合う中、25キロ過ぎからゴールまでロングスパートをかけて逃げ切った2004年アテネ五輪の野口みずき・・・。タイム云々以前に、見ていて「強いなあ」と思わず声を上げたもの。でも残念ながら東京マラソンで6分台、7分台を出した選手を見ても「タイムはすごい」とは思う反面、「強いなあ」とは思えませんでした。また女子の大阪や名古屋の結果を見ても「まだ1回だけだし」とどうしても冷めた目で見てしまう。まあ「復活のきっかけ」になってくれればいいんだけど、今の段階では「手放しで喜ぶ」気分にはなれません。 

[PR]

# by stakec68 | 2018-03-13 00:19 | スポーツ・ネタ

実は雨男?

 昨年春あたりから「連休すらない」生活の私。そんな私だけど12月~3月は1か月に1回だけ、平日に2連休をとれる週が発生しました。もともと2連休があれば「1日目に日帰り放浪でもしてのんびりして、2日目は家にいて普段できない掃除などの家事をして家で過ごす」のがずっと昔からの私の生活パターンでした。それなだけに、12月~3月に発生した貴重な2連休を前にして「さあ、久しぶりに有意義に過ごそう」と楽しみで仕方ありませんでした。

 ところが12月~3月の2連休は見事なほどにすべて雨。特に「出かけたい」はずの2連休初日はすべて「大荒れ」の天気。12月と1月は「雷を伴う大雨」、2月は「大雪で交通機関に大幅な乱れ」、そして3月も「大雨で突風が吹く」・・・。おかげでどこにも行けず。さらに付け加えると、すべて私の2連休明けの出勤の日は「降水確率0パーセントの晴天」。ちなみに3月の2連休は昨日と今日でした。昨日は大荒れ、今日もすっきりしない天気でしたが、明日からは降水確率0パーセントの晴れの予報…。いや、1度だけならまだしも見事に4か月連続なので、ここまでくると最早「呪われているのかも?」と本気で思わずにはいられません。

 そういえば幼稚園~小学校の遠足の日は、ことごとく雨の日が多かったもの。しかも「山登り」などの「行きたくない」遠足は晴天、バスハイク的な「楽しみ」「行きたい」遠足はことごとく雨でした。その後はあまりなかったけど、2000年代に入ってからまた顕著になってきました。また泊りがけ放浪も「雨で予定変更」のケースがこちらとかこちらとか、こちらとか、多かったもの。予定したら台風が来たので延期、延期した日もまた次の台風が来て遂に断念した年もありました(こちら)。

 実はあまり自覚がなかったけど、私って雨男なのか? いや「めったにない2連休」なのに4か月連続で大荒れの天気、しかもその前後は見事なほどの晴天、気分転換にもならないし、せっかく休んだのにストレスしか残りません。
 

[PR]

# by stakec68 | 2018-03-10 00:42 | 自分自身の話

ゴールドアイ

 ケーブルテレビの東映チャンネルで「ゴールドアイ」なるアクション・ドラマが放映されていました。刑事ドラマやアクション系のドラマ好きの私でも、このドラマ、タイトル自体も初耳でした。もちろん昭和45年という私が2歳の頃に放映されたドラマなのでリアル・タイムで知らないのは当然にしても、再放送でも一度も見たことがなかったし、またそんなドラマの情報もネットなどでも一度も目にしたことがありませんでした。まあ、1年以上放送されるドラマが多かったこの時代には珍しく、たった半年で終了したようで27話しかないし、しかも裏番組が高視聴率、長寿を誇った「ザ・ガードマン」だったそうで、リアルタイムで見ていた人も少なかったんじゃないかと。でもまあ、この手のドラマが好きな私なので、これは見るしかなかろうと・・・。出演者も高松英郎、若林豪、渡瀬恒彦、藤岡弘等、後の「刑事ドラマの常連」が多く出ているのも目を引いたし。

 第1回放送を見たけど、刑事=警察ではなく、国際警察傘下の別働機関で秘密裏に面倒な事件を解決する組織だというのは何となく分かった。でも「どんな組織なのか?」の説明もないまま、事件が起こって、その事件を解決すべくメンバーが動く。いや、本当に「説明がない」ので見ている側からすると「ほったらかし」「投げっぱなし」にされたような印象。「国際警察傘下の別働機関」というと「キイハンター」に近い感じか。でもこちらの方は「キイハンター」のような明るさ、テンポの良さがなくって、むしろダークで重苦しくて、より地味で渋い印象。特に芥川比呂志演じるボス、スマートで渋い反面、華奢で病弱そうで独特な影がある。この俳優、私が物心ついた頃には病気で活動停止、私が中学生くらいの頃に亡くなってるので全く知らなかったんだけど、ネットで調べたらなんと芥川龍之介の息子なんだとか。そういえば写真でしか見たことないけど、顔はそっくり。こんな個性、味のある俳優は見たことがないし、彼が出て来るだけで独特な緊張感がある。高松英郎も他のドラマで見る「人情派の頑固オヤジ」なイメージと全く違って渋みがあって冷徹だし、若林豪は「Gメン」の立花警部の頃と比べるとまだ若いけど、既に落ち着いた渋い雰囲気を漂わせていてハードボイルドなドラマのイメージにピッタリ。このドラマ以外でほとんど見たことがなかったけど、中心メンバーの吉田輝雄も渋くてカッコいい。最初の10話くらいはボスを中心にして国際犯罪に挑む秘密機関という描かれ方をしていました。

 ところが11話くらいから突然のテコ入れ。まあ裏が「ガードマン」なので苦戦してたんでしょうけど、ボスが登場しなくなり(もともと芥川氏は病弱だったそうなので、その影響?)、メンバーも一部交代して藤岡弘(仮面ライダーの前の年!)、渡瀬恒彦、千葉治郎(千葉真一の弟、後の「仮面ライダー」の滝和也)などが登場するようになる。この頃から声のみで登場のボス=芥川比呂志が事件を解説してメンバーに指令を伝える、それを聞いたメンバーが事件を解決するという、海外の「スパイ大作戦」を思わせるような展開に。まあ芥川氏が登場できなくなったから仕方なくの「苦肉の策」だったのかもしれないけど、逆に他のドラマとは違う構成になって、個人的にはより面白くなったという印象を持ちました。まあ、あの独特な威厳のあるボスを見ることが出来なくなったのは寂しかったけど…。またレギュラー全員が揃うこともなくなり、毎回少なくて3人、多くて6人程度のメンバーしか登場しない。なので10話以降は前半のレギュラーだった柴俊夫と岩本友見は登場しなくなったし(降板等の設定もないのに)、途中加入なのに千葉治郎と小山ルミは登場シーンも少なくて目立たない。「レギュラー全員が揃わない」のは「キイハンター」でも「ガードマン」でもよくあったけど、ちょっと見ていて「寂しいな」と感じました。渡瀬恒彦や藤岡弘もまだ若手扱いで、後の強烈な個性を発揮できてないのも寂しいかも。むしろこの約5,6年後に同じメンバーで制作されていたら、もっと面白いものが出来ただろうと思わなくもありません。

 解決する事件は国家機密が漏れるのを防ぐとか、化学兵器の情報をスパイ組織から守るとか、要人の暗殺計画を未然に防ぐとか、特に10話以降はスパイ・アクション色を押し出すようになって見応え十分。音楽は初代の「ルパン三世」などでお馴染みの山下毅雄。ドラマ進行中もずっとバックに彼の手掛けたちょっとジャージーでファンキーなBGMが流れ続けているあたりは、まさに初代「ルパン三世」そっくり。しかもストーリーもハードボイルドで渋くて、それでいてスマートなものなので、本当に「世界観」が同じような感じ。いや、この雰囲気は嫌いじゃないし、むしろ好きです。リアルタイムでは裏の「ガードマン」に惨敗した番組なんでしょうけど、私はこっちの方がはるかに好きです。どうも「ガードマン」はメンバー一人一人はカッコいいけど、大映特有の「大袈裟」「やり過ぎ」感が鼻につくこともあるので。

 というわけで初めて見たドラマ、リアルタイムでは裏番組に惨敗した番組らしいけど、私は非常に楽しめました。このハードボイルドな世界観もよいし、豪華なメンバーが交互に登場するので「さて、今日は誰が出るのか?」と楽しみにしながら見ることが出来たし、後半は「指令を伝えるナレーション」だけになったのが寂しかったけど唯一無二の存在感のある俳優・芥川比呂志を知ることが出来たことが収穫でした。


[PR]

# by stakec68 | 2018-03-02 01:43 | テレビ、芸能

まさかまさか、最後まで

 冬季五輪、先日書いたパシュートまでで私が「どうしても見たい」と思っていた種目も終わり。もう終わりか。そう思っていた2月24日土曜日、家に帰って夕食を済ませ、何気なくテレビをつけたらスピードスケートのマススタートをやっていました。マススタート、いつの間にオリンピック正式種目になったんだ? でもまあ時間潰しににはなるし、ちょっと見てみるか。

 どうも女子はパシュートのメンバーだった高木菜那と佐藤綾乃が出るらしい。女子の準決勝、高木菜那は決勝進出したものの、佐藤綾乃は前の選手の転倒に巻き込まれて自身も転倒して失格。うーんこの種目、以前見た時も、ショートトラックならまだしも、大きなリンクで接触や転倒があったら危険だし、巻き込まれた選手への「救済」もないし、「ポイント制度」もあんまり意味がないし、ルール的には微妙と感じたもの。日本選手が転倒したから言うわけではないけど、これを正式種目にするのはどうなんだろう…。まあ、高木菜那が決勝進出したから、とりあえず決勝も見てみるか。高木菜那といえば、早熟な天才としてずっと注目されていた妹の美帆へのライバル心とコンプレックスをずっと抱えてきたことを公言していたし、オリンピック前もそんな「姉妹の8年物語」を特集したドキュメンタリー(Get Sports)も見てきたので「頑張って欲しいなあ」とは思っていました。ストイックな妹と正反対に天真爛漫で、私服で街を歩いてる姿も撮影されていたけど「普通の女の子」っぽい、そんな彼女が必死に妹を追い続けていたなんて実に健気。だけどそんな私でも、どうしても知らず知らずのうちに「美帆の姉」という目で見ていたし、「パシュートのメンバーのひとり」としてはともかく、個人種目での活躍はあまり期待していなかったというのが正直なところでした。だからマススタートで決勝進出しても「入賞すれば上出来」くらいにしか思わず、それほど期待せずに見ていました。

 そしてレースが始まってもずっと後ろに控えて前には出てこず。優勝候補のオランダの選手をピッタリとついてマークするも、自身も韓国の選手(国内でバッシングされてたそうだけど、よく知らん。表彰式でもずっと仏向面で感じ悪すぎ)にくっつかれていてやりにくそう。しかもこいつ、故意にぶつかったり、倒そうとしたりしているので、むしろそっちにハラハラされっぱなし。そして後半、オランダの選手が出るのに乗じて前へ。さらに最後のコーナーでオランダの選手がスパートするも、膨らんで・・・、そのすきをついてインコースからスルスル抜け出て、さらに韓国選手の「妨害」もかわしてトップでゴールへ。小平の500や団体パシュートは「最初から優勝を期待して」見ていたけど、この種目はノーマークだったので「えっ?」という驚きの声が出てしまいました。そして「おいおい、お姉ちゃんがやったか」、思わず呟いてしまいました。いや、思わず「お姉ちゃん」と言ってしまったあたり、私も知らず知らずのうちに「美帆の姉」という目でしか彼女を見ていなかったのでしょう。思わず心の中で謝ってしまいました。実際、これで「1大会で2つの金メダル獲得」の快挙、最早「美帆の姉」なんて言っては失礼にあたる。もう、心の中で何度も謝ってしまいました。

 今回の五輪、始まる前は「忙しい」「注目種目、選手もほとんどない」「演技系種目とカーリングに全く興味がない」「開催国もあれだし、政治がらみの話も多くてあまり気持ちが盛り上がらない」としました。実際「録画観戦」もしくは「生テレビ観戦」した種目は女子スピードスケートの全種目と、女子アイスホッケーの最初の2試合、ジャンプの団体戦、それだけでした。時間があれば渡部が活躍したスキーの複合とか、日本人選手は出ないけど本来は「冬季五輪の花形」のはずのアルペンスキーとかも見たかったけど見ることが出来ず。なので印象に残ったのは女子スピードスケート陣の活躍のみ。世間一般では「長野以上のメダル数」「長野以来の盛り上がった冬季五輪」とされてるみたいだけど、私にとっては「それほどでも」という感じ。とはいえ「女子スピードスケート陣の頑張り」それを見ることが出来ただけでも満足でした。いや、私が期待した以上の活躍、本当に素晴らしかったと思います。

[PR]

# by stakec68 | 2018-02-27 00:44 | スポーツ・ネタ

言葉に出来ない、言葉にしなきゃいけないんだけど

 水曜日の夜、帰宅して夕食を食べて落ち着いたのが夜9時過ぎでした。この日の冬季五輪の注目種目はスピードスケートの女子団体パシュート。このところ書いている通り、今回の冬季五輪で唯一といってもよい個人的「注目種目」が女子のスピードスケート。先日書いた短距離の小平もそうだけど、今シーズン連戦連勝、しかも「滑れば世界記録更新」なのがこの団体パシュート。テレビ中継がほとんどないのでレースの中継は全く見てないけど、バンクーバーでもソチでも圧倒的に強かったあのオランダを負かしている、しかも度重なる世界記録更新、そんなニュースはずっと目にしていたし、その強さの秘密に迫るドキュメンタリーとか、中心メンバーの高木姉妹の8年間を追った番組とかを見て、これは絶対見なければと。

 例によって「録画予約→結果をシャットアウトして帰宅→帰宅後に視聴」しようということで、夜の9時に録画していた準決勝を視聴しました。準決勝の相手はカナダだったけど、高木姉妹と菊池彩花の布陣で圧倒して決勝進出。だけど準決勝でアメリカをあっさり退けたオランダもさすがに手強そう。決勝は日本vsオランダに。実況が「決勝はこの後10時過ぎから」と。時計を見るとまだ9時40分。ということは「録画」じゃなくて生で見れるじゃないか。ということで「録画視聴」から「生視聴」に切り替えました。私にとって今回の五輪では初の、そして最初で最後の「リアルタイム生視聴」に。

 地上波にチャンネルを合わせる。まだか?まだか?と待っていると中継が始まる。日本選手、とても決勝前とは思えないほどリラックスして笑顔で談笑。うん、いいじゃないか。メンバーは高木姉妹と佐藤綾乃の世界記録樹立時のオーダーで菊池は控えに回る。でも菊池も不満そうな様子もなく、一緒に戦っている風なのがよい。他の国と違って、ずっと一緒に練習、合宿してきたチーム、やはり結束力が違う。もう、期待せずにはいられない。

 そしてレースがスタート。スタートから最初の2周は僅差で日本がリード。だけど3周目ではじめてオランダがリード。しかも徐々に差が開いて4周目では1秒以上の差が。思わず声が出てしまいました。「追え、まだ行ける」。最後の2周は高木美帆が先頭で引っ張るからまだまだここから。5週目のラップが表示される。おお、日本が逆転した。「よし」、思わず声が出る。「よしよし、そのまま行け」、気がつけば拳を握り締めて叫んでいました。そしてラストの1周はオランダの方がバテたのか腰高に、逆に日本はキレイな隊列が全く乱れない。よし、行ける。ゴール時のタイムは1秒以上の差が。「よし、やった」、またしても思わず叫んでしまいました。一人一人のベスト・タイムではオランダの選手の方が上だし、個人でオランダ選手に太刀打ちできるのは高木美帆くらい、それでも乱れない隊列、結束力の勝利。残念ながら私は生でも録画でも見ることが出来なかったけど、リオ五輪陸上の男子400メートル・リレーを思い出してしまいました。「個人競技のチーム戦」って、日本人向きなのか…。

 小平の金メダルも「ずっと注目してきた選手」だったので嬉しかったけど、あちらは「他選手の結果待ち」だったのに対し、こちらは「レース終了の瞬間に勝敗が決まる」ので、「瞬間的な喜びの大きさ」はこちらの方が上でした。思わず叫んでしまったのは、今回の五輪では最初で最後でしょう。しかし私と全く同じタイミングで「追え」「よし」「行け」「よし、やった」と叫んでいた解説の青柳徹も印象的でした。いつもは冷静で的確な解説をする人なのに。そして「言葉に出来ません、言葉にしなきゃいけないんですけど」、いや、これは名言でしょう。ちょっとだけ笑えたけど、でもすごく素直だし、なおかつ共感できる言葉でした。サッカーの松木タイプの精神論と感情論の解説は好きではないけど、今回は全く許せるし、違和感もありませんでした。

 もちろん小平の金メダルは「8年前から注目していた選手」だったし、「やっと苦労が報われた」ということで感慨深くて嬉しい金メダルでしたが、この団体パシュートの金メダルは、また違った嬉しさがあります。「一人一人ではかなわないけど、力を合わせれば『王国』にも勝てる」チームワークの素晴らしさ、決勝では控えに回った菊地、ずっと一緒に練習、合宿に参加していたのに今回はメンバーから外れてしまった押切も含めた結束、「8年前は15歳の妹が代表で姉は落選、ソチは逆に姉が代表で妹が落選、今回はその2人が結束して…」という高木姉妹の関係・・・。本当に素晴らしい金メダルでした。いや、今回はようやく「生」で見ることが出来た、見ることが出来て本当によかった。

[PR]

# by stakec68 | 2018-02-24 00:30 | スポーツ・ネタ

俺の見る目は間違っていなかった?

 先日も書いた通り、今回はほとんど見ることが出来ない、注目したい競技、選手も少ない冬季五輪。そんな中、数少ない「俺の注目種目」だったのが女子のスピードスケート。個人的には興味がない、見ても分からない「演技系、採点系種目」のフィギュアがゴリ押し気味に過熱報道されるのと比較すると悲しいほど注目されないけど、私にとっては黒岩彰の時代=1980年代からよく見ていたウインター・スポーツのひとつ。特に近年はそのフィギュアと比較すると歯がゆいほどテレビ中継がない。8年前のバンクーバーの時もこちら(こちら)の最終段落でそのことに触れたものでした。

 そのリンク先で「頑張っている女子選手」の代表として私が名前を挙げていたのが小平奈緒。当時は入賞レベルでも「大健闘」だったのに、今や世界に誇る「絶対女王」に。そして昨日は彼女が最も得意とする500メートル。これは見なければ、ということで例によって「録画予約→結果をシャットアウトして帰宅→帰宅後に視聴」しました。この種目でのライバルはバンクーバー、ソチ連続金メダルの韓国のイ・サンファくらい。しかも先に滑るのは小平の方。まずは良いタイムを出してプレッシャーをかけたいところ。だけどスタートで少し出遅れる。大丈夫か? また一緒に滑るチェコのエルバノバもよい滑りなのでなかなか離れない。最後のコーナーを回るあたりまでは相手に先行されるのでは?・・・だけど最後の直線に入って加速、ゴール時には差がついていたしただ一人の36秒台。ゴールの瞬間思わず「よし」と声を上げてしまいました。いや「絶対王者」「絶対女王」ほど、オリンピックの一発勝負で惜敗してしまう、過去にそんな選手を多く見てきたけど、彼女にはそんなことは関係なっかったよう。いや、素晴らしい。だけど次に滑るイ・サンファ次第ではまだ分からん。ドキドキしながら見守りました。最初の100は小平のタイムを上回る。大丈夫か? だけど最後は伸びず。まだ最後の2人が残っていはいたけど、この時点で事実上金メダル確定。いや、やっと金メダルの瞬間を見ることが出来ました。

 レース後、小平が泣き崩れるイ・サンファに近づき声をかけるとイ・サンファも笑顔に。小平は日の丸を纏って、イ・サンファは韓国国旗を持って2人でウイニングラン。この姿がレース直後から日本はもちろん、韓国でも絶賛されてる様子。いや、2人がライバルだけど実は仲が良いこと、あまり報じられてこなかったので知らない人も多いらしい。まだイ・サンファの方が「絶対女王」だった頃からよく笑顔で談笑する姿を見てきたので、私は知っていたけれど。とはいえ、日の丸を持った選手と韓国国旗を持った選手のツーショットを見ると、私も清々しい気持ちになったのは事実。サッカーの朴智星とかゴルフのイ・ボミやチョン・インジなどの例外もあるとはいえ、試合後に後味の悪い気分にさせられるケースが多いだけに余計。まあ、2人の人柄があればこその光景なんだろうけど…。

 しかしこの数日になって「就職先が見つからずに困っていた時にスポンサーになってくれた松本市の相沢病院」の件や、この「イ・サンファとの友情物語」などが急にクローズアップされて語られるようになった。同時に小平の強いだけでなく、真面目で誠実な人柄にも触れらる機会が増えた。でも私からすれば「ようやく世間が気がついたか」「遂に見つかったか」という気分。先にリンクを貼った8年前の過去ログを書いた頃から私は知ってました。過去に仕事の都合で1年半ほど松本に住んでいたので「ああ、あの松本にあった大きな病院がサポートしてるのか」と驚いた記憶もある。インタビューの受け答えも誠実で聡明で、それでいて「癒される」笑顔を持った人だし、人柄もよさそうだなと感心したもの。団体で銀をとった後の表彰式やインタビューで私の目は釘付けになったし、「この選手はこれからも応援したい」と思っていました。当時はフィギュアとカーリングばかりが騒がれて世間はほぼ相手にしてなかったけど、私にとってはバンクーバーで最も印象に残った選手の一人でした。 

 とはいえ、その頃と比べるとずっとたくましく、強くなりました。本当にあの頃は「入賞でも大健闘」レベルだったし、「強いけど優しすぎる」イメージだったのに。試合前やレースに向かう際の表情はまるで修行僧のような厳しさがあるし、コメントも「氷とケンカしない滑り」等、ちょっと哲学者っぽいものが多いし。いや、確かにあの頃から「魅力的な選手」だとは思っていたけど、ここまで「進化」するとは。まして30歳を過ぎてから。だから「俺は8年前から注目してたんだぞ、急に騒ぐな」という想いもある一方、「いや、ここまで強くなるとは」という驚きもなきにしもあらず。でもずっと注目していた選手がようやく偉業を成し遂げた、そのことは素直に嬉しく思います。 

[PR]

# by stakec68 | 2018-02-19 17:34 | スポーツ・ネタ