決勝戦は日曜日の24時から。帰宅後、就寝前の落ち着いた時間の試合だったので、生観戦できました。

7/15(日) 24:00開始
フランス4-2クロアチア
 

 今大会、最もテレビ観戦する機会が多かったのがフランスの試合だったけど、私がワールドカップにはまった1986年メキシコ大会で私を魅了したプラティニ中心の「シャンパンサッカー」でも、1998年のジダンを中心とした派手なチームカラーとも違う、地味で「ずる賢い」チームなのでなんとなく思い入れが持てず。一方、タレント集団で華麗なサッカーをするとの前評判だったけど、時間が合わずに全く試合を見ることが出来ず、準決勝ではじめて試合を見ることが出来たクロアチア。3試合連続延長勝ちとか、ファンタジスタの司令塔と思いきや、意外と「汗かき役」もこなす泥臭さも兼ね備えたモドリッチとか、ただ「華麗」なだけでない勝利への執着心やひたむきさも感じられて、1試合見ただけで好感度アップ。というわけでクロアチアを応援しての観戦だったけど…。  

 グリーズマンがゴール前でクロアチアのファールを誘って得たフリーキックのチャンスからフランスが先制。その後、クロアチアもすぐにモドリッチのフリーキックから細かくパスをつないですぐに追いつく。この辺りまでは接戦で面白い試合になりそうな予感が。むしろクロアチアが優勢だったし。ところがフランスのコーナーキックのチャンスにクロアチアがハンドを犯してしまい、PK。とはいえ、今大会から導入されたビデオ判定での微妙な判定。いや、これビデオがなかったら絶対ハンドにはなってないはず。  

 そんなクロアチアにとっては不運なPKでフランスが2-1とリードすると以降は大味な試合に。クロアチアが圧倒的にボール支配していたし、中盤のカンテvsモドリッチのマッチアップでも終始モドリッチが優位で、珍しくカンテが途中交代してしまったし。にもかかわらず、わずかな隙をついてのカウンターでポグマが、エムバペが追加点。審判による微妙な判定、観客席からの乱入者で試合の流れが変わってしまったり、とにかく内容的には1986年以降のワールドカップ決勝戦の中で最も締まりのない、大味で重みのない試合になってしまったのが残念でした。  

 そしてフランスが優勝、ここぞという時のカウンターの速さ、エムペバ、グリースマン、カンテらの個人技の高さは感じられたけど、露骨な時間稼ぎ、ファールを誘うようなずる賢いプレーなど、若いチームのわりには「手堅く、クレバーな試合運び」が特徴の、フランスらしくないチームという印象でした。クロアチアの方がむしろ「良いサッカー」をしていたとは思うけど「良いサッカーをした方が勝つ」とは限らないのがサッカーという競技。気分はスッキリしないけど、まあ、こんなもんなのかなと。

 ・・・「高校3年の夏、授業中に仮眠しながら深夜に起き出して連日観戦し続け、すっかりサッカーにはまってしまうきかけになった」1986年のメキシコ大会以降、私にとっては「4年に1回の夢の世界」「4年に1回のビッグイベント」であり続けたはずのワールドカップ。だけど今大会ほど夢中になれなかった大会ははじめてでした。いや前回ワールドカップ終了後から感じ続けてきた「日本サッカー界への違和感、不信感」を拭えないままだったために思い入れを持てなかった日本代表。忙しすぎる、なぜか疲れていて眠くて試合を見たくっても落ちてしまって見ることが出来ない日が続いたこと。本当に見たかったチーム(ベルギーやクロアチア)の試合を準決勝まで全く見ることが出来なかったこと。見たい試合が絶対に見ることが出来ない深夜3時台に行われることが多かったこと。・・・などなどが重なったことが原因かもしれないけど、なんでこんなに夢中になれなかったのか、自分でも不思議です。以前なら「無理して睡眠時間を削ってでも見る」とか「始まった当初はのめり込めなかったのに、何試合か見ているうちに熱くなった」とかもあったはずなのに。まあ、4年前のワールドカップの後「日本サッカー離れ」して、サッカーの試合自体をあまり見なくなったことも原因なのかも。それとも「4年に1回しか味わえない世界最高峰のサッカーを見ることが出来る夢舞台」と思い続けてきたけど、時代が変わって「世界のサッカーをいつでも見ることが出来る」ようになったこともあるのか・・・。

 決勝戦後のセレモニーまで見て就寝しました。最後に優勝国のキャプテンがカップを高々と夜空に掲げ、紙吹雪が会場に舞う、あのシーンを見ると毎回、気持ちが高揚してしまい、その気持ちを抑えることが出来ずになかなか眠りにつくことが出来なかったもの。だけどやっぱり今回はダメでした。全く気持ちが盛り上がらず。そういえば「選手が貴賓席に向かう長い階段を上って表彰を受ける」のが見慣れた光景だったのに、今回は逆にVIPがピッチに降りて表彰をしていたのに違和感。なんかワールドカップなのにワールドカップじゃないように思えました。あと毎試合、選手入場時にはFIFAアンセムが流れていたのに、今大会は先週入場時に別の曲が流れていて、これにも違和感がありました。なんかワールドカップならではの「重み」「荘厳さ」が感じられない大会だったという印象も。うーん、こんなところにも私が夢中になれなかった原因があるのかも。なんか「ワールドカップならでは」の重み、高揚感、荘厳さのない、「ごく普通の国際スポーツ・イベント」のような大会だったという印象も残りました。実際、大会終了から4日たった今、なぜかずっと前の出来事のような気がするし、今思い出しても「最も印象に残ったシーン」を思い出すこともあまりないし、恒例の「ワールドカップ・ロス」もないし・・・。

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  準決勝はよりによってどちらも深夜3時開始。ということで「録画予約→朝起きて出勤、帰宅するまで結果を完全シャットアウト→帰宅後の夜に観戦」しました。日本が敗退して以降、世間一般ではバカ騒ぎも収まったし、職場にもサッカーに興味のある人が少ないので意外にも「結果をシャットアウト」するのは難しくありませんでした。

7/10(火) 3:00開始
フランス1-0ベルギー
 
「なかなか試合を見ることが出来ない」今大会。そんな中、なぜか頻繁に試合を見ることが出てきているフランスと「前評判が高いから見てみたい」とグループリーグの頃からずっと思っていたのに全く見ることが出来ていないベルギーの対戦。本当にベルギーはデブライネ、ルカク、アザール、フェライニら攻撃的なタレントが揃っているから大会前から楽しみだったのに。なおかつ、日本戦もあったので、日本でもなじみのあるチームなんでしょうけど、この試合が初見になりました。一方のフランスも若手中心ながら攻撃的で魅力のあるチームなので、好試合を期待して観戦。 
 試合はベルギー・ペースで、再三デブライネ、アザールがパス、ドリブルでチャンスを作る。なるほど躍動感のある攻撃。だけど肝心のシュートが撃てない。むしろフランスが敢えて持ち味の攻撃力を封印して、守って耐えているような印象。そして後半、フランスが先制すると、以降は「ドン引き」「時間稼ぎ」。準々決勝でも感じたけど、若くて攻撃のタレントぞろいのチームであるにもかかわらず「戦い方」を心得ているなという印象。持ち味を殺して「勝つ」ことに徹した試合運び。まあ、監督のデシャンの手腕なんでしょう。そのまま試合終了。後半はベルギーの攻撃陣も疲れてしまったのか、先制された後はいいところがありませんでした。 
 ベルギー、確かにタレント揃いで攻撃も多彩でチームとしては魅力があるし、見ていて面白かったのは事実。だけど敢えて持ち味を殺して「勝つ」ことに徹したフランスに「してやられた」試合という感じ。ベルギー、1試合だけじゃなく、もっともっと見たかったチームでした。

7/11(水) 3:00開始
クロアチア2-1イングランド(延長)
 
 同じく「見たいけど全く見ることが出来ないでいるチーム」がクロアチア。モドリッチ、マンジュキッチら攻撃のタレントが揃っていて魅力的なサッカーをするとの前評判のクロアチア。もともと1990年の旧ユーゴスラビアも好きだったし、ユーゴ系のサッカーは好きなスタイルだし。一方のイングランドは準々決勝が初見だったけど「古典的で躍動感がない、だけど伝統の戦い方」のチームという印象。当然クロアチアの方が好感度は高いので、クロアチアに肩入れしつつ観戦。
 前半開始早々、イングランドが得意のセットプレーから先制。以降は華麗に攻撃を仕掛けるクロアチア、守って耐えつつ時々縦パスやセットプレーから得点を狙うイングランドという展開。クロアチア、攻撃の形は出来ているけどやはり得点が奪えずで膠着状態に。イングランドのモッサリしたサッカーのせいで、またしても眠気が…。まさかこのまま、と思った後半23分にようやく同点に。そのまま延長に。
 クロアチアは決勝トーナメント初戦、準々決勝と連続して延長PK。いや、こうなるとスタミナ的にも厳しいだろうし、イングランドが勝つのか…。と思いきや、時々パスの精度が落ちたり、ミスしたりしつつも、攻撃にディフェンスにと動き回るモドリッチの運動量に驚愕。そして延長後半に、やはり足を引きずっていたはずのマンジュキッチが決勝ゴール。最後はイングランドも交代枠を使い果たした後に故障者が出て10人になりながらもカウンターを仕掛けて。それも及ばず試合終了。まさに「死闘」という言葉がピッタリ。勝った方も負けた方も「精魂尽き果てた」ような大変な試合でした。
 イングランドは「時代遅れ」とも思えるようなモッサリしたサッカーだったけど、まあこれが伝統のイングランドのサッカーだし、エースのケイン他、メンバーも若いので、むしろ次の大会が注目かも。一方のクロアチア「華麗な」云々というイメージを持っていたけど、延長戦が続いたこともあってか、あまり持ち味は発揮できていなかったように思えました。だけど延長に入ってボロボロになりながらも必死にボールを追い走りまくるモドリッチやマンジュキッチの姿に「勝利への執念」を感じ好感を覚えました。今大会のフランスの戦い方はあまり好きではないので、決勝はクロアチアを応援したいとは思うけど、3試合連続の延長戦、果たして体力が持つのかどうかが心配。もしも戻らない場合、フランスの一方的な試合になってしまう可能性もあるし。いや、せっかくの決勝なので、良い試合を期待したいところです。

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 ワールドカップは準々決勝へ。いつもなら「準々決勝以降は全試合視聴」を目指すところだけど、先週から今週にかけてそれどころじゃなくって。相変わらず忙しい、疲れがとれない、眠い、夜はすぐ落ちてしまう。それに加えて先週は台風接近(大したことなかった)、その後は「数10年にあるかないかの大雨に関する警報」が丸3日間出続けるほどの大雨。幸い家の周辺は何事もなく、避難の必要はなかったけど、さすがに「命を守ることを第一に考えて行動してください」云々の警告が何度も何度も出されたら落ち着かないし、ただですら疲れているのに、ますます疲れがとれず・・・。

 そんなこんなで「準々決勝は全試合見たい」と思ってたけど半分の2試合しか見ることが出来なかったし、試合中も画面が小さくなって警告の文字が出っぱなしだったので、落ち着いてみることも出来ず、全く楽しめませんでした。

7/6(金) 23:00開始
フランス2-0ウルグアイ
まさに大雨に関する様々な警報が出まくっていた夜の試合。正直、常に画面に表示される字幕の方が気になって、あまり印象に残りませんでした。ウルグアイはスアレス、カバーニの2トップのうちカバーニを故障で欠いていたので本来の力を発揮できず。一方のフランスは相変わらずエムバペを中心とした早くて迫力ある攻撃力で押し気味に試合を進めていたけど、守備に攻撃に献身的に動き回るカンテと何度も好セーブを見せたキーパーのロイスが印象に残る試合でした。あと2点リードした後はしっかり守って反撃を許さない手堅さ、あとは時間の使い方など、若いチームのわりにはしたたか。最後はウルグアイの方が諦めてしまったように見えました。いや、やはり今大会はフランスが優勝候補か?

・・・この日は深夜3時からベルギーvsブラジル戦も行われていて、正直こっちの試合の方を見たかったところ。さすがに今の忙しい、眠い毎日では絶対に見ることは叶わず。ブラジルをベルギーが撃破、準決勝のフランスvsベルギー戦の勝者が優勝するかな。

7/7(土) 23:00開始
イングランド2-0スウェーデン
 その翌日、ようやく天気は回復したものの、土砂災害に関する警報が出されたままの一日。この日も画面が小さくなって、字幕が出たまま、落ち着かない状態で観戦。しかもこの日は仕事も忙しかったので、疲れ切った状態でテレビの前へ。どちらのチームも今大会はじめて見るけど、あまり評判は高くない様子。なるほど久々出場のスウェーデンは守備を固めてカウンター(それももっさりした動きの)だけの一本調子のチーム。イングランドも珍しく勝ち進んできたから「強いのか?」と思いきや、1980年代、90年代のような、長い縦パスとセットプレーだけが頼みの地味なチーム。両チームとも地味で動きが遅くて躍動感がないので、連日の疲れと眠気のせいもあって、気がついたら落ちていました。
 そして気がついたらイングランドがセットプレーから先制。とはいえスウェーデンの攻撃も躍動感がないし、再び眠気が…。何度か落ちては起きるを繰り返しながら最後まで観戦したけど、印象に残ったのはイングランドのキーパー・ピックフォードがたびたび見せた好セーブと相変わらず大合唱を続ける独特の応援が心地よいイングランド・サポーターのみ。他には見ていて「おお」と思うようなシーンがないまま試合終了。これならこの後3時から行われるクロアチアvsロシアを見た方がよかったかも…。
 とはいえ、こういう地味な時ほど勝ち上がるのがイングランド。ベッカム、ジェラード、ランパードが揃っていて「黄金の中盤」云々言われた頃の方が結果が出てなかったわけで。いや、見ていて面白いチームではないけど、実はこういう「いつものイングランド」の時の方が侮れないかも。

・・・この日の3時の試合ではPK戦の末、クロアチアがロシアを降したとか。タレント集団で強いと評判のクロアチア、今大会一度も見ることができていないのが残念。うーん、今大会は時差の関係で比較的見やすい大会だったはずなのに、連日疲れて眠いので体力が持たず、ほとんど見ないうちに次は準決勝か・・・。しかも準決勝は2試合とも深夜3時開始、いや勘弁してくださいよ…。

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 この1週間は帰宅が遅い、眠い、疲れたの連続。せっかくのワールドカップ決勝トーナメント突入、これから面白くなるところなのに全く試合を見ることが出来ませんでした。

6/30(土) 23:00開始
フランス4-3アルゼンチン
 
そんな中、唯一リアルタイム視聴できたのがこの試合。先日書いたように昔から「アンチ・ワンマン・チーム」だし、フランスは1980年代から比較的好きなチームなので断然、フランスを応援しての観戦。スコアだけ見ると「点の取り合い=撃ち合い」だけど、内容はフランスの圧勝。エムバペをはじめ、とにかく速い、強い。アルゼンチン成すすべなしという試合。本当にアルゼンチンの脆さとフランスの強さ、速さだけが印象に残りました。フランス、若いメンバーばかりだし「新しい時代のサッカー」をやっているように映りました。

・・・で、今回メインで書きたかったのは、自分がテレビ観戦した試合のことではなく、やはり日本代表のこと。 

この忙しい最中に深夜3時からの試合を起きて観戦するという選択肢は私にはありませんでした。いや、やはり深夜3時開始だった2010年のデンマーク戦(こちら)は、「帰宅後すぐに寝る→3時に起きて観戦→終了後二度寝」という手を使って生観戦したけど、やはりこの4年間ずっと抱えてきた「日本サッカー界への不信感」を拭えないまま大会に突入、しかも唯一生観戦することが出来たポーランド戦を見て感じたガッカリ感もあったので「そこまでして見たい」とも思えず。しかも相手は優勝候補の呼び声も高いベルギー、大惨敗するところをわざわざ無理してキツイ想いをしてまで見ることもなかろうと・・・。 

翌日朝7時、携帯の目覚ましで目が覚めた私は、携帯で試合結果を見る。「日本、惜しくも敗れる」「2点リードを守れず」「後半ロスタイムに・・・」云々の文字が躍る。「敗れたが接戦を演じた」ことをこの時点で悟った私は、すぐにテレビをつける。朝のワイドショーで早速速報をやっていた。 それを見た最初の感想。「へえ、2点先制したのか」。ひょっとして生観戦していたら、4年間抱え続けた日本サッカー界への不信感なんて吹っ飛んで、本気でのめり込んで、興奮気味に応援していたかもしれないなあ。だけどその後、2点とられて追いつかれる。そして試合は後半ロスタイム、生で見ていたら「ああ、延長戦か」と思っただろうなあ。しかもコーナーキックのチャンス。生で見ていたら「まさか勝てる?」と思ってただろうなあ。ところが、本田のコーナーキックを直接キャッチしたベルギーのキーパーは素早く前方へ、それを受けたデブライネが高速ドリブルで一気に上がる、そしてゴール前のシャドリにパス、そして決勝ゴール…。まさに今の世界のトレンド=縦に早いサッカーのお手本のような高速カウンター。結果を分かって見ていたVTRのはずなのに、思わず呆然としてしまいました。結果を分かって見てもこれだけ衝撃的ということは、もしも生観戦していたら、昌子同様、床を叩いて悔しがったかもしれない。久々に「日本代表のサッカーで熱くなれた」んじゃないかと推測できます。いや、生で見るべきだった・・・・。また試合後の西野監督や選手のインタビューを見ていると、この4年間の「日本サッカー界への不信感」も吹っ飛び、思わず目が潤みそうになってしまいました。生で見ていたら私の「日本サッカー界への不信感」は完全に消え、同時に「よくやった」と素直に思えたかもしれません。

 でも生で見ていないからなのかもしれないけど、私には純粋に「よくやった」とは思えないでいます。確かに「緩い横パス、バックパス」「パスを回すばかりでシュートを撃たない」躍動感のない、眠気を誘うような「ウスノロ自分たちのサッカー」は影を潜めた。クールすぎて「熱くない」「戦っていない」姿勢の選手が多いことに物足りなさを感じたこの4,5年だったけど、選手の「熱い気持ち」「戦う姿勢」も感じることが出来た。だから「暗黒時代は脱しつつある」のかもしれない。でも「2点取られたが、3点も取り返された」「後半、特にロスタイムに入ってやられる」のは、ドーハの悲劇、2006年ワールドカップのオーストラリア戦等、「詰めが甘い」いつもの日本の姿だし、相変わらずの悪い癖。本当に手放しで喜んでいいのか? ハリルホジッチ前監督の下、目指してきたのに極めることが出来なかった「縦に速い速攻」でやられてしまったのもむしろ、皮肉を感じてしまいます。生観戦していたら私も世間一般の人たちと同じように「よくやった」と思ったのかもしれないけど、むしろ「まだまだ世界の壁は厚かった」「暗黒時代は脱したが、相変わらず悪い癖が出た、課題が解消されていない」というのが、今の私の素直な感想です。

 しかも帰国後、またしても監督交代話が出てる。またベテランばかりで中島ら有望な若手を外した分、次の代表チームを編成した際に経験不足から苦戦されることも予想される。そして相変わらず協会幹部は責任は取らず、総括もしないまま次の監督選びの話・・・。いやいや、ひょっとするとまだ暗黒時代は終わらないかもしれません。とりあえず日本代表に関しては「新監督就任」「新チーム結成」後どうなるのか?動向追っていきたいと思います。

 それから表題の言葉、私の大嫌いな言葉です。ベルギー戦を見ていない私が言わないのは当然だけど、もし見ていても絶対に言わない。スポーツを観戦して感動することはもちろんあるけど、選手にかける言葉としては適切ではないと思うし、むしろ違和感しかありません。まして敗れた試合でこんなこと言われて、選手が喜ぶと思ってるのか? むしろ悔しさが増長するじゃないか、というのが素直な感想。 「これでワールドカップは終わった」「また4年後」とか言ってる人も同様。大会は準々決勝へ、本当に盛り上がるのはこれからだろうよ!!!
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6/28(木) 23:00開始
ポーランド1-0日本
前回書いた通り、
>自分の目で確かめてみて「いや、本当に日本のサッカーが生き返った」と感じることが出来れば
>「応援しながら観戦する」ことにします。もしもそうでなかった場合は、
>4年間抱え続けた日本サッカー界への不信感を再確認しつつ、観戦することにします。
ということで観戦した日本代表の第3戦。1戦と2戦はハリルホジッチに干され気味だった乾、柴崎、昌子、ハリルにお世辞にも持ち味を生かされた使い方をされていないように見えた香川、大迫が躍動、見違えるような流れるような速い攻撃、固いディフェンスでチームが生まれ変わった…、そんな報道もあったので「果たして本当に日本代表は生まれ変わったのか?」「日本サッカーの暗黒時代は終焉を迎えようとしているのか?」それを確かめたい一心での観戦でした。

 ところがよりによってメンバーを大幅変更。個人的に「見たい」と思っていた乾、昌子、香川、大迫はベンチ、代わって出場するのが個人的に「代表にはいらない」と思い続けていた槙野、宇佐美、酒井高徳、もうその時点でモチベーションが下がる。案の定「ワールドカップで代表が生まれ変わった」という世間一般の声とは裏腹の「緩くて精度の低いパス」「バックパスと横パスだらけで迫力のない攻撃」「ゴール前まで攻めあがってもシュートを撃たない」お馴染みの「暗黒時代の代表」の姿。いや、これじゃあ全然変わってないじゃないか。まあ、その「生まれ変わった日本」の象徴ともいえる乾や大迫がいないんだから「今までと変わらない」のも当然。この試合を見たのは失敗、これでは本当に「生まれ変わった」「暗黒時代が終焉した」のかどうか、判断することは出来ない。0-0のまま前半終了、まあ、後半は点を取りにくるだろうから乾、大迫、香川らが途中交代で出てきて、大きく流れが変わるかも。

 ところが後半になっても交代なし。そうするうちにやはり眠気が襲う。いや、気がついたらまたしても落ちてました。「ポーランド先制」のアナウンサーの絶叫で目が覚める。おいおい、負けるのかよ。途中交代で大迫や乾が入るも流れは変わらず。うーん、このままいけば敗退。やはり日本サッカーの暗黒時代は終わらないらしい・・・。

 そんな時、他会場コロンビアvsセネガル戦でコロンビアが先制したとの情報が。このままいくと日本とセネガルは勝ち点、得失点差では並ぶけど、今大会から導入された「フェアプレーポイント」なるもので日本が上回るので、負けても決勝トーナメント進出の可能性があるとか。そこから試合終了までの約10分間は時間稼ぎのパス回し。ポーランドも無理に追わず、異様な光景のまま試合終了。敗れたにもかかわらず日本は決勝トーナメントに進出…。

 「時間稼ぎのパス回し」ってサッカーにはよくある光景。ワールドカップの時しかサッカーを見ない人にとっては「不可解」「納得いかない」かもしれないけど、まあ私にとっては見慣れた光景。だけど「勝っているチーム」や「引き分け狙いのチーム」ならともかく「負けているチーム」の時間稼ぎのパス回しは、サッカー観戦歴30年以上の私でも初めて見ました。だからやはり「異様な光景」で「すっきりしない」気持ちになったのは事実。実際、もしもセネガルが同点に追いついていたら敗退する可能性もあったので「絶対正しい」選択肢でもなかったわけだし。会場はブーイングの嵐だったし、世界中で批判されている様子だし、日本国内でもワイドショーを中心とした無責任なマスコミや世間一般でも批判的な声が噴出しているよう。まあ、致し方ないでしょう。

 私もやはり見ている間は「醜い」「面白くない」と思ったのは事実。ましてそれを自国の代表がやってるんだから。だから見ていて気持ちの良い光景じゃなかったし、すっきりしないし、「日本サッカー界への不信感」を抱えた中で観戦した試合での「醜態」だったので、後味が悪く、嫌な気分になったというのは正直な気持ち。「ルールに違反しなければ何をしてもよいのか?」思わないわけでもありません。

 だけど舞台はワールドカップ。高校野球のような部活動、教育の一環ではなく、「楽しい試合を見せればいい」クラブチームの試合でもない。国と国との威信をかけた「代表」の集う舞台。もちろんプロスポーツだから「楽しませる」「見て楽しい」ことも大事かもしれないけど、それ以上に大事なのは「勝ち進む」こと。だとすれば「釈然としない」「後味が悪い」かもしれないけど、決して間違ってはいないと思う。楽しくはない、スッキリしない、後味が悪い、凄く気が重いというのも正直な気持ち。でも「間違って」はいない・・・。いや、本当に複雑な気持ちです。

 でも「ドーハの悲劇」のように時間稼ぎに失敗する等、馬鹿正直に試合に臨んだがために痛い目に遭ってきた日本サッカーが、批判を覚悟でこんな「露骨な時間稼ぎ」をしてでも勝ち進むことを選択したというあたり、実は「暗黒時代」を脱し、「新たな時代に突入」「ステップアップして次の段階に進もうとしているのかも?」という想いも無きにしもあらずです。一方で最初からスタメンで香川、大迫、乾らの主力で臨んでいれば「スッキリ勝って決勝トーナメント進出」を決めることも出来たのでは? なぜ6人もメンバー変えたの? ひょっとして最初から「攻めて勝つ」気がなかったのか? という想いも拭えません。スッキリ点を取ることが出来れば、あんな時間稼ぎなどする必要はなかったわけだし。実は西野監督の采配ミス? だとすればまだ「暗黒時代は終わっていない」のではないか? 

 というわけで世間一般では「負けているのにパス回しで時間稼ぎをした」ことに対する賛否両論ばかりが取沙汰されているけど、私には「本当に暗黒時代は終わるのか?」全く分からないままだったことで複雑でスッキリしない気分に陥ってしまった試合でした。決勝トーナメント最初の相手はベルギーらしいけど、とても勝てるとは思えないし、今の「複雑な気持ち」のまま、激務が続く中で「深夜3時に起きて観戦」したい気持ちにはなれません。 まだまだ私の中の「日本サッカーへの不信感」は拭えません。

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 なぜかここのところ、帰宅自体は遅くないんだけど、夕食と風呂を済ませたらなぜか落ちてしまう毎日。なんか、物凄く疲れてるみたいで…。よって、夜10時とか11時開始の試合が多くて「今大会は試合を見ることが出来そう」と思っていたワールドカップだけど、なぜかほとんど見ることが出来ていません。そして「見ることが出来ない」せいで、いざ始まったらやっぱり気持ちが盛り上がっていたはずなのに、新聞やネットのニュースで簡単に結果を追うだけになってしまって、すっかり盛り下がってしまいました。

6/11(木) 24:00開始
フランス1-0ペルー
はじめて見たワールドカップ、1986年のメキシコ大会の際、私が「贔屓チーム」にして応援していたのが、プラティニを中心としたフランスでした。また1998年優勝の際のジダンを中心としたチームも好きだったし、基本的には「好きなチーム」のフランス。今大会はベンゼマ、リベリーらが代表を去って若手中心ながら優勝候補と言われているようだったので、フランス見たさに観戦。
 確かに個人技のある選手がそろっているし、19歳でプラティニ、ジダン、ベンゼマらから受け継いだ10番を背負うエムベパの個人技を生かしたゴールで先制して猛攻をかけるなど、確かに強いとは思いました。だけどペルーのディフェンスが固かったとはいえ、1点しか奪えなかったのはちょっと肩透かし。いい選手は揃ってるけど、まだ未完成のチームかなあ。むしろ次の大会の優勝候補では?という印象でした。

6/22(金) 24:00開始
ナイジェリア2-0アイスランド
 前も書いた通り、個人的は今大会No1の注目チームのアイスランド、前回のアルゼンチン戦も引き分けたとはいえ、いい試合をしていたので「さて、今日の試合はアイスランドがどんな勝ち方をするのかな?」というところに注目しつつの観戦。
 前半は一方的に攻め、同時にアルゼンチン戦同様の固いディフェンスでナイジェリアに1本もシュートを撃たせず。さて、後半どのタイミングでアイスランドが先制、勝利するのか? その点だけを注目して見ていた後半だったのに、後半開始早々にナイジェリアのムサが、アフリカ人らしいフィジカルと身体能力を生かした個人技で抜け出して先制ゴール。さらに同じムサに追加点を奪われてまさかのアイスランド敗戦。アイスランドにだけ注目して見始めた試合だったのに、見終わって印象に残ったのはやはりムサの身体能力。特に先制点、あんな体制からのシュートはアフリカ人ならではでした。うーんアイスランド、期待していたんだけどグループリーグ敗退で残念でした。

・・・結局21日以降観戦したのは以上の2試合のみ。その後、何試合かテレビをつけてチャンネルを合わせたものの、気がつけば落ちていて経過も、結果も後から新聞やネットのニュースで確認する始末。そんなことを繰り返してるうちに、1986年以来4年に1回、必ず私に訪れていたはずの「ワールドカップ熱」も下がってしまいました。

 そうそう、日本がコロンビアにラッキー勝ちした後、セネガルに引き分けたことで日本のマスコミが恒例の「過剰なバカ騒ぎ」をはじめ、同時に便乗して騒ぐバカも多く出現してきている様子。あんなに盛り下がって批判的な声、冷めた声で溢れていたのに、見事な手のひら返し。まあ、いつものことだけど…。でも私はやっぱり、この4年間持ち続けた日本サッカー界に対する不信感を簡単に拭うことが出来ません。あの理不尽で不可解、その上、真相を語ろうとしない監督解任劇に対する「腑に落ちない」「スッキリしない」気持ちも拭えません。だからセネガル戦も見てない(というか、この日も気がつけば落ちてたんですが)し、「応援しよう」と素直に思うことが出来ずにいます。
 
 でも少しだけ思うのは「実は監督解任劇は、スポンサーに媚を売ったとか、選手のワガママを協会が聞いたとかじゃなく、本当になんか監督に問題があったとか、公に出来ないようなやむを得ない事情があっての交代だったのでは?」ということ。ハリル時代よりも伸び伸びと生き生きと、同時に闘志むき出しで試合に臨む選手の姿をニュースなどで目にしました。実際結果も出てるわけだし「不可解な交代」だったかもしれないけど「やむを得ない交代」だったのかも。ただ報道やネットや世間の声だけを信用するわけにもいかないので、今日=休みの夜11時からのポーランド戦は、自分自身の目で見て確かめたいと思います。自分の目で確かめてみて「いや、本当に日本のサッカーが生き返った」と感じることが出来れば「応援しながら観戦する」ことにします。もしもそうでなかった場合は、4年間抱え続けた日本サッカー界への不信感を再確認しつつ、観戦することにします。

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 「キャプテン翼」のアニメの放映が始まったのは1983年、中学生の頃でした。今では「サッカーブームに火をつけたマンガ」「海外の有名選手も影響を受けた」云々言われているけど、私はこのアニメが好きではありませんでした。好きじゃなかった理由を挙げていけばきりがないけど、最も大きな理由は「登場するチームがすべてワンマンチーム」だということ。主人公の翼のチームだってそうで、ゴール前に攻めあがってチャンスになれば「翼くーん」と翼にパスして、いつも決めるのは翼ばかり。他のチームも「最後に決めるのはエース」というパターン。いや、サッカーってそういう競技じゃないだろうと。いつもそう思っていたものです。だから私はどんな競技でもそうだけど、ことサッカーに関しては「アンチ・ワンマンチーム」です。

6/20(水) 21:00開始
ポルトガル1-0モロッコ
 フィーゴやルイ・コスタらが活躍した頃のポルトガルは好きだったので「ポルトガルを応援しながら見よう」と決めてテレビ観戦した試合だったけど…。今のポルトガルってアルゼンチンの「メッシ依存」以上の「クリロナ依存」のチームであることに驚き。Wow Wowでしか中継がなかったから見ることが出来なかったけど、ユーロで優勝したと聞いていたので勝手に「クリロナ一人じゃない、タレントぞろいの本当に強いチームになったんだろうな」と期待していただけにガッカリ。前半開始早々にそのクリスティアーノ・ロナウドのゴールでポルトガルが先制したけど、攻撃もディフェンスも以降は完全にモロッコが主導権を握っていました。もちろん「いいサッカーをすれば勝てる」わけではないけど、モロッコはまさにクリスティアーノ・ロナウド一人にやられての敗退。個人技で一発で仕留められた感じ、それ以外はポルトガルに全くいいところなし。「アンチ・ワンマンチーム」の私には思い入れの持てないチーム、残念ながらあまり応援したいという気持ちは起きませんでした。

6/21(木) 3:00開始
スペイン1-0イラン
 そのポルトガルと初戦で「撃ち合い」を演じたスペイン。前々回は思い入れを持って応援していたチームなので「どれくらい強いのか」興味がありました。深夜3時開始の試合だけど、今日が休みだったこともあってまた「録画予約して就寝→結果をシャットアウト→起きて朝食後、視聴」しました。
 スペインは前々回ほどではないにしろ、圧倒的にボールを支配して華麗にパスを回すいつものサッカー。かつてほどではないにしろ、やはり強いなと感じました。試合開始からずっとボールを支配して全くイランにボールを奪われない。だけどイランは全員がゴール前に引いてガッチリ守っているので、ゴールを割らせない。いや、むしろあまりの固さにどことなくスペインが「攻めあぐんでいる」ように映りました。前半は0-0、よく凌いだなと。後半もやはり同じような展開。だけど後半早々にわずかな隙をついてイニエスタがパス、ジエゴ・コスタが決めて先制。イランも同点ゴールか?と思えるシーンもあったものの、ビデオ判定でオフサイドをとられノーゴール。途中でイニエスタが退くとむしろイランの方が攻勢に、だけどゴールを割れずにそのまま終了。決してスペインが悪かったわけじゃなく、イランが予想以上に良かったという印象。
 いや、とてもアジア代表とは思えないディフェンスの固さとテクニック。次の相手はクリスティアーノ・ロナウドの個人技以外、特に強さの感じられない「ワンマン・チーム」のポルトガル。ひょっとするとイランの決勝トーナメント進出、ポルトガルの敗退もあり得るかも?

 ちなみに日本代表の試合は見ていません。なんか、ラッキーな勝ち方をして「手のひら返し」して喜んでいる人もいるみたいだけど、まだまだ私は楽観視はしていませんし、スポンサーに依存するあまり、一部の選手のワガママを聞いて監督まで変えてしまった日本サッカー界に対するわだかまりは、簡単には消えません。しかしたった1勝しただけで、以前の「バカ騒ぎ」に戻ってしまったマスコミや世間一般を見ると、むしろ滑稽にしか思えないです。もう1勝くらいすれば変わるかもしれないけど、私がこの4年間感じてきた日本サッカーへの不信感は簡単には拭えないというのが正直な気持ちです。

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 1986年高校3年の時に眠い目をこすりながら夜更かしして見たワールドカップ。あれ以来、私にとってワールドカップを見ることは4年に1回の恒例行事になっています。とはいえ、今までで一番忙しい中で迎えたワールドカップなので「夜更かししてまで見るのは厳しい」と開幕前は思っていました。だけど前回大会のように「毎試合夜更かしや早起きしないと見れない」ほど時差がない。深夜3時開始の試合は諦めざるを得ないけど、夜9時、10時、11時、12時開始ならリアルタイム視聴できる。というわけで、今回も観戦した試合について書いていきたいと思います。

6/15(金) 21:00開始
ウルグアイ1-0エジプト

休みの日の夜。「せっかく始まったし、ちょうどよい時間にある試合だから、どれ、ちょっと見てみるか」くらいの軽い気持ちでチャンネルを合わせた試合。クラブワールドカップによくアルイテハドが登場するなど、そこそこサッカーの盛んな国っぽいのに、代表チームが振るわず一度もワールドカップで見たことのなかったエジプト、今回はサラーなるストライカーがいるとか。対するはスアレス、カバーニの2トップが健在の伝統国ウルグアイ。サラーが直前に故障したというエジプト、さてどの程度食い下がれるのか? そこだけに注目して見ました。
 
 試合自体は何度も攻撃を仕掛けるウルグアイ、ガッチリ守るエジプト、なかなか点が入りそうで入らない試合、だけど決して退屈しない、白熱した試合でした。最後は後半30分過ぎにウルグアイがセットプレーから得点して逃げ切り。正直、この4年間「日本サッカー離れ」してしまった関係上、あんまりサッカー観戦してこなかったんだけど「やっぱりサッカーは面白い」「こりゃ今大会も見なきゃいかんな」、そんな気持ちになったのと「やっぱり自分はサッカー好きなんだな」ということを再認識させられた試合でした。

6/16(土) 22:00開始
アルゼンチン1-1アイスランド

 帰宅後にテレビ生観戦。ユーロでベスト8、今回ワールドカップ初出場のアイスランド。個人的には「最も見てみたいチーム」でした。ザック・ジャパンとの親善試合の頃は「頑張ってるな」と上から目線で見ていたものだけど、あのヨーロッパで勝ち進んだ実力は伊達じゃないだろうと。どちらかというと「メッシのアルゼンチン」ばかりが注目されていたようだけど、私はアイルランドが見たくて観戦しました。

 アルゼンチンは相変わらずの「メッシ頼み」。前回準優勝からメンバーも変わらず新鮮味もない。とはいえ、いきなり前半にアエグロのゴールでアルゼンチンが先制した時は「ワンサイドゲームになってしまうのか」と思いました。だけど直後にカウンターからすぐに同点に追いつく。とにかくガッチリ守って速攻。ディフェンスも大柄な選手ばかりだし、メッシがボールを持つと2人、3人で囲んで奪うなど意外と緻密で計算高い。そして大柄なのにカウンターの際は上がりもパスも速い。「大柄=フィジカル頼みの粗削りなチーム」かと思いきや、テクニックもあり、早いし、組織力もある。さすがにヨーロッパを勝ち上がってきたのは伊達じゃないなと。クリーンな試合運び、サポーターを巻き込んでの独特な応援、好感度が一気にアップしました。そして1-1の引き分け。強豪の優勝候補を相手にしての引き分けは勝ちに等しいでしょう。この組、他にもクロアチアとナイジェリアがいて厳しいかもしれないけど、私の中でアイスランド、今大会の「贔屓チーム」候補になりました。アルゼンチンは「いつものアルゼンチン」。いや、グループリーグ敗退も有り得るかも。

6/17(日) 24:00開始
メキシコ1-0ドイツ

 私がはじめて見たワールドカップが1986年のメキシコ大会だったせいか、私の中で昔から「なぜか応援してしまうチーム」がメキシコ。10万人の大観衆、「メヒコ、メヒコ」「オーレ、オーレ」の大地を揺るがす大声援、英雄ウーゴ・サンチェス。ガラガラのスタンド、荒れたグランドで細々とやっている日本リーグと比較にならない世界に衝撃を受けたことも記憶に新しいところだし、あれをきっかけにサッカー観戦に目覚めたわけだし。対するはその1986年ワールドカップで贔屓していたフランスを敗退に導いて以降、私の中で好感度の低いドイツ。当然のようにメキシコを応援して観戦しました。

 前回優勝のドイツが猛攻を仕掛けるもガッチリ守って失点を許さないメキシコ。予想通りの展開に。そしてその速攻からメキシコが先制。いつものこととはいえ、とにかくメキシコのカウンターが異常に速い。ドイツのコーナーキックのチャンス、ちょっと目を離すとメキシコの選手がボールを奪って、あっという間にゴール前…。この速さはメキシコの伝統。日本に目指して欲しいサッカーなんだけど、なぜか協会も選手もスポンサーも「ウスノロ・サッカー」「横パス、バックパス」の方がお好きなようだし。圧倒的にボールを保持して攻めるドイツ、凌いですぐにカウンター、終始そんな展開で一瞬も目が離せない素晴らしい試合でした。正直、英雄ウーゴ・サンチェス以降「点取り屋不足=決定力不足」が課題なのもこの国の伝統。もう1,2点メキシコに入っても不思議じゃない展開でした。

 どうも「ジャイアントキリング」と報じられてる見たいだけど私は違和感。メキシコは初見の1986年以降、決勝トーナメントにはしょっちゅう進出してるので「古豪」「強豪」というイメージを私は持っているし、2012年ロンドン五輪金メダルメンバー中心のチームなので「強そうだな」とは思っていたし。今回もメキシコは私の中で「贔屓チーム候補」です。


6/17(月) 3:00開始
ブラジル1-0スイス

 今日は休みでした。なので「深夜に録画→結果をシャットアウト→起床、朝食後に録画したものを視聴」しました。ブラジルはいつも通り優勝候補、スイスは2000年代に入ってすっかり決勝トーナメント常連になったチームなので、期待して観戦。

 2000年代以降はイタリア以上の徹底した「カテナチオ=1点取って守り切る」戦術のスイスなので「一方的に攻めるブラジル、守ってカウンターを仕掛けるスイス」な展開に。ブラジルが先制、すぐにスイスが追いつくも終始ブラジルが攻め続けるので、いつブラジルに点が入ってもおかしくない、でも入らない。そしてまさかの1-1引き分け。結果と内容だけ見るとアルゼンチンvsアイスランド戦と似通っているけど、なぜかあまり熱くなれませんでした。スイスは汚いファールが多いし、ブラジルの方はネイマールが相変わらず大袈裟に痛がったり、転げまわったり。だから試合を見ていてなんとなくいい気分がしないのと、後味が悪いのと。同じような試合でも印象が違って見えるのが不思議。しかしブラジルも「ネイマール依存」、しかもあまり調子がよさそうじゃないのでアルゼンチンやドイツ同様「ひょっとして敗退も有り得るかも」と思わなくはないけど、それでも勝ち上がってくるのがブラジルなので、なんとも言えないところ。

・・・ここまで観戦4試合。グループリーグの試合って実力差があり過ぎたり、引き分け狙いの試合があったりで、あまり盛り上がらないことが多いんだけど、今大会は意外と好試合が多い印象。見ることが出来なかった試合でも3-3の撃ち合いになったスペインvsポルトガルとか、あわや引き分けの終了間際に決勝点を奪ってモロッコを降したイランとか、熱い試合が多い。あと世界のサッカーの主流はとにかく「速い」んだなということ。ちょっと目を離すと味方ゴール前から相手ゴール前に攻めあがっていたりとか、とにかく展開が速い。日本の試合を3倍速、4倍速にしたような動き。この数年サッカーの試合を見ていると動きが少なく、点が入らず眠くなることが多かっただけに「サッカーってこんなに面白かったんだな」ということを再発見したかのよう。今大会もやっぱり、のめり込んでしまいそうです。

 

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 3月のダイヤ改正で「減便」「区間縮小」(こちらの最後から2番目の段落)等、何かと不便になってしまったJR九州。私は通勤時は主に西鉄バスを使っているのでJRは普段は使ってないけど、帰りが遅くなったときなどは、JRの方が夜遅くまで動いているのでJRを使って帰ることがあります。明らかに改正後、本数が減ったし、接続が悪くなったり、以前なら直通で行けていたのに、区間が短くなったたために何度も乗り換えなければいけなくなっていたりで、「不便になった」と感じています。先にリンク貼った過去ログで「ダイヤ改悪」と書いているけど、まさに「改悪」。

それと同時に近年はローカル線ならともかく、鹿児島本線とか日豊本線のような「本線」ですら無人駅やワンマン列車が登場。JR九州の社長は「無人化は『後退』『劣化』じゃなく『進化』であって、決して地域や利用者を蔑ろにしたり、切り捨てたりするものではない」と主張してる様子。なるほど、より人手やコストをかけないやり方=合理化=進化ということを言いたいんでしょう。まあJR各社は、分割民営化の時から赤字、負債を背負わされていて、しかも「公共機関離れ」が進む中、厳しい経営状態なのも理解できます。特に九州は、そんな苦しい中で本業以外の事業に手を広げてそちらで利益を上げて、一部上場まで登りつめたわけで、そのあたり企業としては評価されているらしいのも知ってます。だからその会社としての「進化」の形だということを言いたいんでしょう。ただ私には、このJR九州の社長の発言には常々疑問を感じています。「利益を追求するためには、鉄道だけに拘っていてはいけない」とか「鉄道事業は縮小してもよい」というニュアンスの発言してるらしいけど、何となく違和感が。どんなに事業拡大しても、家電メーカーが「まず家電ありき」、飲食業の会社なら「まず飲食ありき」なのと同じで、「まず鉄道ありき」じゃなきゃいけないし「利用者ファースト」であって欲しいと思わずにいられません。「ダイヤ改悪」も「無人化」も、利用者から見れば迷惑でしかありません。

 「無人化」に関しては「進化」とは思えず、むしろ矛盾を感じていました。今は国鉄時代=昭和の頃と比べても、非常に治安の悪い時代。車内でマナーを守らない人、迷惑行為も多いでしょうし、それに端を発した車内トラブルの数も多いはず。「車掌が止めなくっても、注意してくれる人がいる」「お互い注意し合って、助け合って環境をよくできる」なんてことは、昭和の時代ですら難しかったのに、現代には絶対無理。「見てみぬふりをする=悪」と思ってしまいがちだけど、やはり「下手に注意すると刺されたり、襲われたりしかねない」のが今の時代。そんな現代に「乗務員が運転士だけ」「車内を巡回する乗務員=車掌がいない」のは、あまりにも危険。あとストーカー殺人とか、無差別殺人等の凶悪犯罪も増えている時代。駅の改札を抜けたところからずっと不審者が後ろから追いかけて来て・・・とか、いきなり駅で刃物を持った男が・・・とか、いつ起こっても不思議じゃない。完璧に防げなくっても、駅員の目があれば、多少防ぐことも出来るはず。実際、福岡県はワンマン、無人駅が当たり前のローカル線沿線ほど治安が悪いのが現実なんだし。私にはむしろ「無人化」は「進化」ではなく「時代に逆行している」「時代に合わない」としか思えないんだけど。

 もうひとつ、昭和の頃よりも多くなっているのが自然災害。明らかに地震、土砂災害、津波、大雨等による被害は、多くなっているのが現実。じゃあ、災害で列車が緊急停車しました、という時に、誰が乗客を避難誘導させるのか? 車掌がいれば問題ないし、駅に駅員がいれば問題ないんだろうけど、「無人化」してしまったら、誘導できる人がいなくなる。いや、災害が起こったら専門の職員が現地に向かいます、というのかもしれないけど、もう津波がそこまで迫っている、という時に動けるのは現地=車内や駅内にいる職員しかいないはず。「危機管理」が叫ばれる今の時代なのに、そこを度外視して「人を減らす」のは時代に逆行していないでしょうか?

 そして昨日、新幹線の中で「誰でもよかった」とかで乗客が刺殺される事件が起こりました。駅員、乗務員がいっぱいいる新幹線ですらこんな事件が起こる時代。「持ち物検査は出来ないのか?」等の声も上がってる様子。このニュースを聞いた時「やっぱり怖い時代になったな」と感じると同時に、「新幹線ですらこうなのに、在来線やローカル線のワンマン化や駅の無人化なんて正気の沙汰じゃないだろう」という想いをさらに強くしたというのも正直なところです。いや、絶対これは「進化」なんかじゃないでしょう! 絶対時代にもあってないと思うんだけど。

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# by stakec68 | 2018-06-12 00:37 | 社会
 1986年11月、私が高3の時「太陽にほえろ」が終了しました。昭和47年=4歳の時から続いていてずっと見てきた番組だったし、以前も書いた通り(こちらの第3段落)、メンバーが変わっても永遠に続くんじゃないかと思っていたもの。それなだけに石原裕次郎の2回目の入院後、あっさりと終了してしまったのは意外だったし、ショックでした。いや、たとえボス=石原裕次郎がいなくっても、代役の橘警部=渡哲也がいい感じで穴を埋めていたから「ああ、このまま続くんだな」と信じてやまなかったし。

 だけどそれ以上にショックだったのは、石原裕次郎のラスト出演で最終回を迎えた翌週から「太陽にほえろPART.2」がはじまったこと。おいおい、じゃああの感動の最終回は一体何だったんだ?という想いと、女性新係長=奈良岡朋子が唐突に登場するくらいなら、橘警部体制で続けた方がいいじゃないかと。今のようにネットがあれば「実は残りの脚本を消化するための番組だった」とか「奈良岡朋子を指名したのは実は石原裕次郎」という裏情報も簡単に入手できるけど、当時はまだそうした情報は簡単に入ってこない時代だったので、「なんだ、こんなもの」ということで背を向けてしまい、一切見ることはありませんでした。だけどその後、このPART.2は以降再放送されることもなく、ビデオやLD、DVDでも発売されることもなく、完全に幻と化してしまいました。ケーブルテレビでも一切放送されないし、まるで「なかったこと」にされているかのよう。ところがその幻の「PART.2」がケーブルテレビで視聴できるファミリー劇場で放映されることに。リアルタイムで感じた違和感や「なんだ、こんなもの」感を封じ込めつつ視聴しました。

 顔触れは最終期のメンバーから橘警部を除いたメンバーに加えて、新係長の奈良岡朋子、警察学校の先生になって現場から引退していた長さん(演:下川辰平)、そして新メンバーの喜多刑事(演:寺尾聡)。長さんの復帰は嬉しい反面、なぜ現場復帰したのか?が全く語られないのが不自然だし残念。いや、どうせなら第1話は「長さんが復帰を決意するエピソード」にして欲しかったところ。あと喜多刑事、飄々としていてキャラは悪くないし、嫌いでもないんだけど、やっぱり「太陽」の世界には合わない感じ。私自身「西部警察」は嫌いなのであまりちゃんと見てないけど、やっぱりこの人が出てくると「西部警察」の世界になってしまう感じで違和感しかない。そして従来のメンバーでは、末期は若手のリーダー的な存在になっていたはずのドック(演:神田正輝)が、その喜多刑事に役目を奪われて目立たないし、末期は「橘警部の参謀」的なポジションで存在感を増していたトシさん(演:地井武男)が長さんに役目を奪われて存在感がなくなっているのが残念。それ以上に残念なのがブルース(演:又野誠治)。単なる乱暴でガラの悪いチンピラみたいな刑事に。いや、武骨だけどナイーブで繊細なキャラだったはずなのに、これまたほとんど「西部警察」みたいで異常に感じが悪い。長さんの警察学校時代の教え子という設定だったはずなのに、長さんに対するリスペクトの欠片もない言動でイライラさせられる。収穫は最終回間際に新人として赴任してきたものの、大した見せ場もなく最終回を迎えてしまったDJ(演:西山浩司)の活躍と成長物語がほんの少しとはいえ、ちゃんと描かれていたことくらいかも。

 あとたった12話で終わってしまうので仕方ないとはいえ、特に盛り上がる話もないまま、あっさり終了してしまって印象に残らないのも残念。12話しかないのなら、クライマックスになりそうな話を1本でも入れてくれたら(前後編とか、ボスや山さんの未解決事件を手掛けるとか、それこそ「長さんが復帰を決意した大事件」とか)いいんだけど・・・。「残っていた脚本を消化するために制作された」という説もあるけど、特別印象に残るストーリーが1話もなかったのが残念。個人的には「長さんの長い午後」が最も印象に残ったけど、それだって「あのオリジナルメンバーの長さんの主演だから」というレベルでしかないし。ブルースやドックの主演作は全く印象に残らなかったし、リピートして見たいレベルですらない。

 「リアルタイム放映時は遠ざけてしまったけど、実際に見てみると面白くて、リアルタイムで見なかったことを後悔するかも」と多少は期待していたんだけど、残念ながら「見ても、見なくってもどっちでもよかった」レベル。まあずっと「気になっていた」ので、とりあえず見ることが出来たのは収穫だったけど・・・。やはりこれからも私は「太陽にほえろ」は石原裕次郎が最後に出演した最終回「そしてまたボスとともに」で終わったんだと思うことにしたいと思います。

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