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落書き帳

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2014年 05月 05日

シリーズ、私はこんな曲が好きだった PART 2(第4回、1993年編)

 続き。

 社会人2年目、25歳、千葉県木更津在住の1993年編です。この年は前年から始まった「流行りもの邦楽の流れる中での生活」にすっかり慣れ、知識も付きはじめてきました。「俺は洋楽ロック・ファンだから」という拘りも依然あったけど、一方で偏見なく流行りもの邦楽を受け入れられるようになってきました。「甘いものは別腹」なんてことをいう女性がいるけど、それと同じで「洋楽ロックとは別耳で聴き分ける」という感覚が身に付きました。「この曲は好き」「この曲は気に入った」等、人前で公言できるようになったのもこの年でした。ヒットチャートはビーイング系一色。まあ、この年がビーイング系の全盛期でしょう。売り方云々はともかく、好きな音だったことは否定できません。

 そんな1年なので、1992年編以上に15曲選ぶのが大変でした。まずはベスト3から。

揺れる想い(ZARD)
 私の中では「90年代のベスト・ソング」。この曲に関しては、坂井泉水が急逝した際に思い入れを語り尽くしたので(こちら)そちらを参照。なぜかこの曲の1曲前のシングル「負けないで」が持ち上げられるけど、歌詞といいボーカルといい、私は「坂井泉水らしくない曲」だと思っています。「応援ソング」なんてこの人のキャラじゃないし、ボーカルも無理してる感があるし、無表情な歌い方だし。むしろその次のシングルだったこの曲こそが「究極のZARDナンバー」だと思います。この爽やかさ、このクリーンな声、この奥ゆかしさこそがこの人の個性であり魅力。夏の強い日差し、真っ青な空が目に浮かぶよう。ちなみにこの曲が収録された同名アルバムも発売と同時に購入してしまいました。


このまま君だけを奪い去りたい(DEEN)
 これもビーイング系のグループの曲で、DocomoのポケベルのCMソング。ビーイング系の男性グループのボーカルというと「暑苦しい声」の人が多いけど、このバンドのボーカル池森秀一はナイーブで爽やかな声で異色でした。WANDSの上杉昇による歌詞も、織田哲郎によるメロディも、CMでちょっと聴いただけで一発で気に入りました。


Replay(Mr. Childen)
 ポッキーのCMソングで、チャートでは20位くらいまでしか上がらなかった。だけど「メロディやサウンドがちょっとビートルズっぽい」というのが第一印象で、爽やかなサウンド、メロディ、桜井のボーカルもいいしで、「なんで売れないんだろう」と思う半面、「この人たち、絶対先々ブレイクする」と勝手に思い込んだもの。なんだか分からないけど、私の波長にピッタリの曲で、同時になぜか「将来大物になる」という漠然とした「予感」を感じました。まさかそれが当たるとは当時は思いもしませんでしたが…。


では、残り12曲。


渡良瀬橋(森高千里)
 前年の「私がオバさんになっても」でちょっとだけ見直したけど、この曲で「本気で見直した」。こんな抒情的な歌詞を書いてしまうとは…。曲もそれまでの彼女の「イケイケ」なイメージと全く異なる、しっとりとした曲だし。当時の上司が栃木出身だったので、非常に気に入っていたもの。


愛を語るより口づけをかわそう(WANDS)
 前年ブレイクしたビーイング系グループのヒット曲で、カメリア・ダイヤモンドのCMソング。ビーイング系にしてはストレートでシンプルなギター・サウンドのロック・ナンバーで、織田哲郎作のメロディも私の趣味のど真ん中。


君が欲しい全部欲しい(MANISH)
 ビーイング系の女性2人組のヒット曲。ボーカルとキーボードの2人組で、2人とも美人だし、ボーカルの高橋美鈴のパワフルでハイトーンの声がツボでした。もっとブレイクしてもよかったと思うんだけど、同じビーイングの大黒摩季に声が似てたのがネックだったのかも…。


愛し過ぎてこわい(KIX-S)
 これもビーイング系、ボーカルとギターの女性2人組で「女版Bz」なんて言われたグループのナンバー。ハードロック系バラードといった仕上がりで、片岡鶴太郎と有森也実主演の刑事ドラマ「ララバイ刑事」のエンディング・テーマでした。


夢With You(久保田利伸)
 三上博史が落ちぶれたロック歌手に扮するドラマ「チャンス」の主題歌。番組の中では三上博史演じるロック歌手・本城裕司も歌っていたし、彼のバージョンも発売されたけど、個人的には久保田のバージョンの方が好きでした。好きなドラマでいつも見ていたし、純粋にカッコいい曲だと思っていました。


Melody(福山雅治)
 当時若い女性に異常に人気があったので、個人的にはあまり好きじゃなかった人(笑)。歌手としても「特徴がない」と思っていたし。だけど、同年代(当時20代)の女性の同席する飲み会なども増えたので「カラオケ用に」と思って仕方なく覚えたんだけど、気が付けばなぜか好きになってしまって…。そんな不思議なはまり方をした曲。意外と渋くていい声。


夏の日の1993(class)
 2人組デュオのデビュー・シングル。一応、ドラマ・タイアップはついていたみたいだけど、ドラマが終わってじわじわチャートを登ってきたようで、ヒットの理由は有線放送とか。爽やかなサウンドと2人の全く異なる声質のボーカルが絡む、派手さはないけど「さりげない」よい曲という感じ。


素敵なバーディー(サザンオールスターズ)
 ドラマ・タイアップ曲の「エロティカ・セブン」と同時発売になったシングル曲で、爽やかで涼しげなバラード。どうしてもタイアップ付きで、しかもセンセーショナルな歌詞の「エロティカ・セブン」の方が注目されてヒットして、こっちは彼らにしては振るわなかったけど、個人的には90年代のサザンのベスト・ナンバー。


あなたの夢の中そっと忍び込みたい(宇徳敬子)
 Mi-Keのボーカリストのソロ・デビューシングル。DocomoのポケベルのCMソング。個人的には彼女の美しい声はツボなんだけど、大ヒットは生まれずじまい。坂井泉水とキャラや声が被ってしまったのが不幸だったかも。


Get Alon Together(山根康弘)
 一時期は結婚式の定番ソングになった曲。この曲もClassの曲同様、タイアップがなかったのに有線放送経由でジワジワとヒットした。この時代まではまだ有線放送も影響力があったらしい。そういえば当時、昼食は職場近くの喫茶店でとっていたけど、そこでもよくかかってたっけ。この曲を聴くとその喫茶店や木更津の街を思い出します。


Cross Road(Mr. Children)
 Replayを聴いて漠然と「売れる」と思っていたバンドの次のシングル。ドラマ・タイアップがついたわりには中ヒットに終わって、「俺の勘は外れたかな」と思っていたけど、ドラマ終了後の翌1994年になって突然チャートに返り咲いて大ヒット。正直、前の曲に比べると暗いトーンの曲なので好感度は前の曲ほどじゃないけど、さりげなく「ビートルズの影響」をのぞかせるサウンドや歌詞(Ticket To Ride)には感心させられた。


Don't Forget You(TWINZER)
 これもビーイング系のグループのナンバー。中ヒットに終わったけど、「さすらい刑事旅情編」の主題歌だったので、自然と耳に入ってきた。切ない歌詞、情熱的なボーカル、ハードなギター・サウンド、すべてがツボでした。




by stakec68 | 2014-05-05 10:35 | 音楽ネタ


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